川端康成の本

たんぽぽ

たんぽぽ 川端康成

人体欠視症?川端という作家は本当に幻惑的で官能的な作家だ。可憐な題名がトリックのような小説。 これが書き上げられたのは昭和47年、この時代はこのような表現が、まだ出来たんだな。未完で終わったのが残念、稲子の母と久野はこの後、どうなったんだろうか。

山の音

山の音 川端康成

「そうして、ふと信吾に山の音が聞こえた。」死の告知かと恐れながら、息子の嫁に恋心を抱いたり、昔憧れた女性を忘れられない葛藤や、出戻りの娘や家族を描いているが、僕も歳をとったか、感銘してしまった。

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浅草紅団・浅草祭

浅草紅団・浅草祭 川端康成

浅草という場所が今とはまるで違っていた頃の話。社会の陰で生きる若者たちの雑踏が、威勢のよい独特の語り口で描かれる。読んでいると、妖しい路地裏に迷い込み、その幻惑的な音や空気に包まれてしまう。

掌の小説

掌の小説 川端康成

超短編。 短いけど奥行きは深い。 長い映画の一場面を切り取ったみたいで、描かれていない前後のあれこれを妄想させられる。

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女であること

女であること 川端康成

めんどくさいけど、哀しいけど、愚かだけど、女ってやっぱりかわいい

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反橋・しぐれ・たまゆら

反橋・しぐれ・たまゆら 川端康成

反橋三部作と20年後の隅田川は、まるで能曲か謡曲のように不思議な幽玄さを秘めた作品。母なるものへの旅と解いた竹西寛子氏の解説もいい。この13の短編集の中では、たまゆらが好きになった。曲玉のさえずりを聞いてみたい。

眠れる美女

眠れる美女 川端康成

川端の作品で好きなもののひとつ。このノーベル賞受賞作家は結構、官能的なところがある。作品のウラ事情を知ると以外に色っぽいものに伊豆の踊子やドガは踊子の絵がある。

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美しい日本の私

美しい日本の私 川端康成

『美しい私の日本』ではなくて『美しい日本の私』。カバーのデザインがシンプルの極致。しかし、よくよく見ると「私」の最後の止めが滲んでいる。いや、そんなことより中身だ。川端が思う日本の美とは。

〆切本2

〆切本2 森鷗外

作家の〆切と家族との係わりなど、前回とはまた違った切り口で面白かったです。子母澤寛の文章に猿出てくるの、なんかの比喩かと思ったらほんとに猿飼ってた

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古都

古都 川端康成

朝日新聞で連載していたそうです 生き別れた姉妹が違う境遇で育ったあと 夏祭りに再開して話しは展開していきます 京都を舞台にしていてあたたかい人たちばかり ですが運命がそれぞれあってたしかに姉妹は 大人になっていきます 大人になるってツライなーって実感させられる重たい本でした

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名人

名人 川端康成

実際に本因坊の引退碁を観戦し、感銘を受けた川端が、死に向かいながら対局する名人と周囲の人びとを描く。これは囲碁でなく将棋では、どうだったろうか。

雪国

雪国 川端康成

雪に埋もれた温泉街で主人公は芸者の駒子と出会う。主人公に好意を抱き、執着する駒子に対して、主人公は冷静な距離を保つ。 川端康成の流れる詩的な文章から澄んだ空気の雪国が思い浮かぶ。冷たい空気と人情味ある女性。報われない女性の思いと、切ない会話。 物語は突然終わりを迎える。その後駒子はどうなったのか?主人公は?読者に想像させる余韻を残す。

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舞姫

舞姫 川端康成

バレリーナになることを諦めた母親、バレリーナを目指す娘、冷え切った関係の夫、父を慕う息子。母親に長年好意を抱く男性。 戦前から戦後にかけて夫婦や仕事、政治についての考え方がガラリと変わっていった。その変化にのるもの、のらないもの、戸惑うもの。人々はどのように考えて変化を乗り越えていったのか。川端康成が得意とする切ない会話が続き、最後は唐突に終わりを迎える。登場人物は幸せになれたのか。

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雪国

雪国 川端康成

川端康成、本当に好き。 自然は美しい 女は醜く美しいのかもしれない

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伊豆の踊子

伊豆の踊子 川端康成

4つの短編構成だが、全て色が違う。 熟れを知らない踊子が今夜汚れるのではないか悩み、青さ感じる『伊豆の踊子』 骨の形が分からないなめらかな肌、桃の形をした豊かな黒髪を結った女達の過ごす四季『温泉宿』 哲学的だが愛のあかしを信じ、想い人を願い花になりたい『抒情詩』 面倒見はいいが、散りばめられる冷酷と孤独が刺す『禽獣』 私はシクラメンになり、ひとつの球根で毎年冬に顔を出したい。 抒情詩は出だしが良く、溜め息が出た。

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古都

古都 川端康成

四季折々の京都の情景。 心情の移ろいは繊細な京都の街並みとリンクするようで、読んでいて京都という街がなんと情緒豊かなところかと改めて思う。 「古都」というタイトル。妙にいいなと感じてしまう。

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