小手鞠るいの本

窓

窓 小手鞠るい

2020/02/24 読了 女の子の成長譚。 母の語りで話が進んでいく。 読み物としては、物足りない。

10分間の官能小説集3

10分間の官能小説集3 内藤みか

読みやすい。勉強、勉強、特に団鬼六作品、己の分野を突き詰めてる感がすごい、師匠の域を感じた。

美しい心臓

美しい心臓 小手鞠るい

願っていたのは、死だった。 死んでしまえばいいほど、好きだった。 美しささえ感じられる、愛のかたちだった。 不倫は、孤独だ。 周りに知られてはならない、秘密。 二人の世界で蜜のように甘いそれは、二人が離れた途端、持ち上がりそうもない足枷へと変わり、 彼の家庭というぬるい世界が、彼女を ひとり へと追いやる。 私も、彼も、互いのものには完全になれない。 まして、彼はそう願ってもないだろう。 私のために、家族や社会から身を投げる覚悟はないのだから。 こうして、彼女が行き着いた先は諦念だった。 幸せを感じるには、それと同等の苦しみを味わなければいけない。 それが真実なら、元凶で、悪で、どこまでも愛しいあの人が死ねばいい。そう、死んでほしい。 彼を愛するが故の、彼女の悲愴な叫びだった。そして彼の死を願い続けながら、目の前の彼を愛し続けた。 いよいよ女はよくわからなかった。 多くの場面で、彼女は泣いた。 シャワーを浴びながら。彼の腕の中で。 一人枕を濡らして。 彼女の涙は、この上なく儚くも強く、美しいものだった。 女なら、ちいさなかけらは持っているであろう、歪んだ愛の結晶が詰まった作品。

お菓子の本の旅

お菓子の本の旅 小手鞠るい

一冊の手書きのレシピ本が、書き加えられながら10年近くの時を旅して、戻ってくる話。 自分でも作って食べたくなる、レシピ付き♪

ある晴れた夏の朝

ある晴れた夏の朝 小手鞠るい

平和を考えるのにすごくいい児童書!!小学校中学年くらいから大丈夫では? 日本人の母とアイリッシュ系アメリカ人の父の間に生まれたメイが、ハイスクール2年生の夏、公開討論会で4対4に分かれて、「戦争と平和を考える」テーマとして「原爆の是非」を問うメンバーに誘われる話。 アメリカが舞台の原爆の話って児童書でどうかと思いながら読み始めたが、アメリカの子どもと同じくらいの予備知識しかないだろう今の日本の子どもたちにとって、肯定派と否定派から戦争をいろんな面で切り取って見せてもらえるこの本は、とても有効だと思う。 原爆だけに限らず、「真珠湾」「バターン死の行進」「南京虐殺」「ナチ」「日系人部隊」「被爆者の形成手術を無償でしたユダヤ系アメリカ人」「杉浦千畝」などいろいろなエピソードが出てくるし、討論会なので、バトルが好きな子にも読みやすいと思う。その上で、平和について考えることができる、おすすめの本です。

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きみの声を聞かせて

きみの声を聞かせて 小手鞠るい

7月1日 2人の特別な子の話。 2人とも傷ついて、成長して、 大きな1歩を踏み出した。 自分の言葉が誰かを動かすことが出来たら、どれだけ嬉しいんだろう?

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別れのあと

別れのあと 小手鞠るい

できれば経験したくない別れ。 いい別れも悪い別れもある。 別れてひとつの物語が終わる。でもそこからまた新しい物語も始まる。 胸がつまる別れであるならば、糧となるように上手に思い出を結晶化させたい。

アップルソング

アップルソング 小手鞠るい

「私の手のひらの中に」一冊の本がある。・・・私たちはしばしば絶望に直面することがある。しかしそれは希望の始まりなのかも知れない。

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私の何をあなたは憶えているの

私の何をあなたは憶えているの 小手鞠るい

夫以外の男を好きになったこと。肉体関係も一切なく、ただただその相手を思い続けたことは、夫を裏切ったことだと果たして言うのか。 このお話には肉体関係のない、それなのに相手が好きで好きでたまらない恋をするひとが存在します。現実ではありえない、清純で純情で執念の美。あなたは、ありえない、と鼻で笑うのか、心打たれるのか。

愛を海に還して

愛を海に還して 小手鞠るい

どんなに好きで欲しくてもその人のところへいかないこともある 《慰め合うとこはできても、何かを一緒に育ててゆくことはできない。》この一文に集約されていた気がしました。