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仕事を休んでリハビリがてらに海外旅行や転職活動に励む「うつ病セレブ」、その穴埋めで必死に働きつづけて心の病になった「うつ病難民」。格差はうつ病にもおよんで... 続き

コメント

この「うつ」問題に興味があるのは、やはり仕事柄も関係あるのですが、以前「うつ」と「パニック障害」の方から「私は病気なのだから、もっと大事に扱って欲しい」と言われた経験があるからなのですが、自分から発言して相手に強制させるのは果たして良い事なのだろうか?という疑問があるからです。本当の(「本当の」がつく話しを私は基本的に胡散臭いと思っています[例えば『本当の私』とかは欺瞞ですよね?いつものあなたが本当のあなたのはずです]、が、あえて)うつ病というものがあるのだからこそ、その病気と「仮病」なり「疾病利得」なり「詐病」なりを鑑別する事は出来ないのか?と思うからこの問題を扱う本に手が伸びてしまいます。そしてたいていがっかりしてしまいます。

今回はそれでも「『心の傷』は言ったもん勝ち」より比べ物にならないくらい良かったです。

「うつ病」の基準は何か?誰がどのように診断しているのか?診断を下す側の葛藤は無いのか?という疑問に一定の答えを見出してくれます。つまり診断基準を明確にしてくれます、ちょっと横道にずれてしまうこと(新自由主義ネオコンのせいなのではないか?とか)もありちょっと飛躍しすぎているのではないか?とも思いましたが、少なくとも診断基準が変わったせいで「うつ病」に当てはまる人が増えたことは理解できました。診断基準が変わって該当者が増えたことによる新たな問題が起こっていることも理解できましたし(それと格差問題を絡めることはまた少し違う印象を持っていますが)、良かったのですが、やはり改善策や結果についての考察にいつもの香山さんの本に感じる不満を感じました。この本を本当に読んで欲しい安易にうつと言いたがる人やパーソナリティ障害の方には全くと言ってよいほど読まれないであろうことが、私のように勝手に気になっている人が「そうだ、そうだ」と頷いて自分の考えを補強してくれて安心感を与えて満足、ということがちょっと。

安易に病名をつける事で、安易に薬を飲むことによって、悩みや不安と向き合う訓練や我慢を得る機会そのものが少なくなる事に対しての抵抗力や免疫の低下は確かに重要な問題だと思いますが、なかなか難しい問題ですし、大人になった後であるなら選択的に自分に試練を課したりする自由(そんな事に私は個人のスタイルを感じます、カッコイイ人や紳士は自分を律する規範を持っていると思います)がありますが、その事に無自覚な者や、子供にとっては非常に難しい問題です。抵抗力や免疫の問題と慣れの問題は似ていると思います。テクノロジーや社会制度そのものが進歩した高度資本主義社会においては様々な労力を払うことなく生活できますが、ありがたみも減りますから。例えとして良いか微妙かも知れませんが、移動手段に例えると飛行機を知らない人は飛行機の無い不便さを感じる事はありませんから。

だからこそ難しいです。脳の気質的問題(例えば抑制物質のセロトニンが本当に低下しているのか?また何故低下したのか?)のデータがあればもっと客観的な判断基準が出来ると思うのですが、それが出来るまではこの状態が続くのかとも思います。その前に出来る事が多少書いてあったこと、特に「うつ病」であるなら、時と場所を選ばずに「うつ状態」にあるはずだとの認識は深く同意しました。

ただ、「パーソナリティ障害だから私にもっと優しくしてよ」に返す言葉が無いのでまた悲しくなります。

うつ病問題に興味のある方に、また、うつ病を装う方々についての考え方に興味がある方にオススメ致します。

重い、キツイ、『本当の』うつ病に、苦しんでいる方々の為にも、鑑別が出来、回避する、成長できる方法と手段を提示するためにも、恐らくとても重要な問題です、地域社会の薄れたここ日本において個人がたくさんの人々と気持ちよく生活できる生活圏を誕生させる為にも。

2008年 10月

読者

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香山リカの本

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いまどきの「常識」 香山リカ

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昔の記録に

ココはただの私の私的読書感想文なのですが、それでも誰かの目に触れる以上、出来ればオススメ本の感想を書こうと思っています。例外的に、これはあまりに「ヒドイ!!購入には注意が必要!!」というのも書いていますが。で、う~ん、そんなに読んでよかった!って本ではなかったですし、内容もそれほど目新しい何か、が含まれているわけではないのですが、そこから考えるキッカケになった事は確かですので、ちょっと感想を書いてみようかと。 香山さんが感じる違和感が何なのか?を考える本です。「泣ける」映画が流行る事を考えたり、「自分らしさ」を過度に考えたり、「ジェンダーフリー教育」を考えたり、「自己責任」を考えたり、「ナショナリズム」を考えたり、の話題をまさにワイドショー的な切り口で纏められていることに違和感を感じ、その心情を吐露しています。 多分香山さんは世を嘆いている、のだと思うのです。この「世」の範囲が、それぞれの人が想像する(私も含めて)誤差のようなものがあって、そこが読んだ後に違和感を感じさせるのだと思います。割合主張するところといいますか、現状の把握にはそんなに異論は無いのですが、それはテレビ的な、あるいは井戸端会議的な中での、認識ではないか?と思うのです。 テレビや新聞などのマスメディアに乗る論調は結局のところ、より分かりやすい支持されやすいものになってしまうものですし、それがより極端になっているという香山さんの主張は確かにそう感じる所も多々あります。国単位の大きな事からワタクシ事の小さな事まで、様々な「話題」があって、それぞれに対して、『いまどきの「常識」』として香山さんが極端に走りやすくなっている、と感じる事は、ある意味香山さんの自由ですし、そういう風に見えるマスメディアは確かに多いです(主にテレビの事を私は指しています、新聞は、最近全く見てないので)。 でも、香山さんもそのテレビに出ている方ですし、極端な意見に流されやすい(と私は感じるのですが)現場にいらっしゃるわけで、その場の「空気(=山本 七平さんの言う空気の事)」がどのように構成されていったのか(過程)や、どのように考え、香山さんならどうすべきか(対策や代案)が無かったところがやはり問題かと。どうしても香山さんの泣き言に聞こえてしまいやすいですし、「まえがき」で語られる香山さんに対する抗議や批判をされる人々には余計届かないと思います。 私は個人的には、マスメディアにあまりに左右される方々の方にこそ問題があると考えますし、そもそも考える事が、疑う事が無いのではないかと思います。あまりに情報に鵜呑みで有りすぎな方々が恐いですが、そんな方々が世の中の大半を占めるようであるならば、それが「常識」になってしまうわけですから(「常識」が社会一般の大多数の人が共通に持つ知識や意見であるならば)。それは恐ろしい事ですが、それがどのぐらい恐ろしい事かを考えてこの本を書いているのであれば、それは手段がちょっと甘いですし、この切り口や語りかけでは全く届かない人々を対象にしている事になります(と私は思われます)ので、徒労になってしまっていると思います。また、香山さんの考えるこの「世」があまりに「ワイドショー」的でありますし、そんなに簡単に情報に踊らされる人に問題があるのですし、そういう人は昔も今もそれなりの割合でいらっしゃいますし、仕方ないのではないでしょうか?それよりも、できればそのワイドショー的な、テレビ的世界の中の過程の話しをしていただければ面白かったのでは?と考えます。ニュース番組でさえ同局のテレビドラマの宣伝を絡める程度のレベルのメディアなのですから、またそれがこの国の中のジャーナリストといわれる人々のレベルなのですし。イチイチ古い話題で恐縮なのですが、分かりやすく例えるならば、テレビでは容疑者はいとも簡単に「メンバー」に変わって呼称されるのですから。 香山さんの考える「常識」に興味のある方にオススメ致します。でも、割合当たり前の事ではないか?と。 2008年 6月

5か月前

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老後がこわい 香山リカ

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cobo

昔の記録に

香山 リカ著   講談社現代新書 精神科医 香山 リカ氏が考える、あるいは恐怖する老後を自分の立場というか、負け犬(酒井 順子さんの言うところの)の 立場から考察した結果が本書です。 孤独死やお墓の問題、両親の死やペットロスの乗り越え、喪主を誰に頼むのか?等香山さんの視点から見た考察が綴られています。 確かにたくさんの問題を抱えしかも解決するのに頼りになるのが自分だけ...。そのうえ自分も老いていく事を考えると確かに怖い。しかも家族があること(やはりココは いる じゃなく ある です)を前提とした社会では厳しい結果が予想されます...。 でもちょっと寂しい考え方に感じました。というか、これが負け犬の現実なのでしょうか? 基本的に死は孤独なもので誰かと自分の死を分かりあう事はありえないと思います、自分は死んでしまっているわけですし。 なんとなく、贅沢な悩みに感じられてしまいました。 人はいつも快適に暮らして行きたいけれど、恐らく老後ってどんな人にとってもそれなりに辛く厳しいものではないか、と。 香山さんはスピリチュアルなモノを否定していたのに、事ペットに関してスピリチュアルを肯定してしまうかの様な発言にびっくりしちゃいました。残念な気もするし、それでもそんな発言をしてしまう程ペットが大事だったのだろうとも思われるし、複雑です。私も猫飼っているので、この問題は結構切実に感じました。猫はモノを言わないのでこちらが感情移入せざるをえないし、そこがまた嬉しくもある非常に矛盾をはらんだ存在だからです。 愛玩でありながらも時として人の存在よりも(もっといえば家族をも)超越する存在。特に猫って不思議です。 香山さんの飼ってたペットの種類が気になりました。 2006年 10月

6か月前