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あなたを、助けたい。 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城の... 続き

コメント

少し自分の話を。

昔から人の顔色を伺ってばかりで、
自己主張が苦手だから、
裏切られたことも多くて。

人が多い場所が苦手になった。
笑い声が苦手になった。
前を向いて歩くことが出来なくなった。
人を信用できなくなった。
好意や肯定に耳を塞いで、
悪意や否定ばかりを拾う毎日。

この物語は、
過去に囚われ縛られ、自分の限界を決めつけていた私を救ってくれた。

過去に流せなかった思いが涙となって溢れ、止まらなかった。

今からでもきっと大丈夫。
過去の自分を抱きしめながら、
私も、誰かの手を強く握れる人でありたい。

ありがとう。辻村先生。

装飾的な表紙と”一気読み必至の著者最高傑作”と銘打った帯に惹かれ購入。
これまで辻村作品は何冊か拝読してきて新作ということに興味もあった。
読むものの心を掴み最後まで離さないストーリー性と世界観、読み終えたら温かい感動に包まれ読んでよかったとそう思えた一作であった。
私自身も中学時代に物語の主人公こころと同じような辛い経験をしてきたため最初から共感する部分が多く、中学時代にこころたちのようにかがみの奥の城に私も行けていたら... 何故か必然とそう思い羨ましくも思えた。
確かに一気読み必至。私も一晩で読了した。
だがゆっくり一章づつ、まるで主人公と自身を重ね合わせるように読むと、よりラストの感動を味わえるのではないかとも思う。
ぜひかがみの孤城の世界を体験してみてください✨

今いる場所が全てじゃない。人間誰しも「孤独」だと感じる時・瞬間があるけれど1人じゃない。誰かが見てくれている。支えてくれている。
そんな気持ちになれた作品。

登場人物の心理描写がとても繊細で、こっちまで心が締め付けられるような感覚でした。
ここまで鳥肌が立った本は初めてです。いろんな本を読んでみたいときっかけになった本でもあります。感謝です。

パラレルワールド 生きてくっていいなと元気もらった

話題になったときから表紙の装丁が気になりつつ辻村さんの本を読んだことがなかったので手を伸ばしていなかった作品

職場で理不尽なことがあり、たまたま最近購入していたこの分厚い作品を何も考えたくなくて読み始めた。

お話は学校に行くことが出来なくなった子どもたちが不思議なお城で願いが叶う鍵を探すというファンタジー色の強いものだったが、それぞれの状況で闘っている子どもたちが一緒に過ごしていく中で成長していく姿は苦しくも応援したくなる。

必ずしも選択肢は一つじゃない、時には闘わなくてもいい。
主人公のこころだけでなく自分も視点を変えることができた作品だった。

何はともあれ「イッキ読み」してしまいました。

当初リアリティのある少々ドロドロかと思っていたが、かがみに吸い込まれると同時に、ん?となってしまいました。

ファンタジー?!とも思いましたが、内容はしっかりとした青春?の物語でした。

登場人物が一気に登場したので覚えられるか不安でしたが、それぞれに特徴があって、すぐ覚えられました。

とあるトリックがかなりいいカラクリになっていました。
時代背景にあった話、歴史を感じる、でもそれらを直接表現しない、そんな表現の数数が大変素晴らしかったです。
心情描写がとても繊細でドキドキしました。

きっとテーマは「闘わなくていい」ということかもしれないが、先に生まれるということはどういうことなのかを考えざるを得ない。辻村さんはどんな経験からこの境地に至ったのか。
継がれる物語。

自分が中学生の頃に出会いたかったと思った作品。今学校に通っていて、何か悩みがある人には読んでもらいたい。必ず助けてくれる人はいるし、自分と同じ境遇の人がいるということが自分にすごく勇気をくれる。

一気読みではなかったけれど、面白かった!わたしは少しずつじわじわ読みました。
大人の理不尽な感じや、言葉が通じない大人の様子が、すごく細かく描かれていて、小さい頃に感じていた違和感を思い出しました。

私自身が、家庭環境と友人関係に恵まれなくて不登校やフリースクールを見学した経験があるので、途中でかつての自分を思い出して涙ぐんだりもした。
それぞれの記憶の中でQUOカードを知らなかったり、ポケベルを使ってたりしていて、未来や過去の、同じ中学校に通えなかった子だと気づいた。
オオカミさまがリオの亡くなった姉だとすると、もう少しリオを主人公っぽく描いて欲しかった。
こころとリオは、そのうち付き合いそうな気もした。
エピローグで、城の中の記憶は失っても、こうして関係は繋がっていることがとても嬉しかった。
今、不登校の子どもには辛いかもしれないけど読んで欲しい。
現実はいつも側にいるし、変わらないけど、でもこういう夢を見てもいいんじゃないかな。

最近読んだ中で1番面白かった。
物語後半の展開が熱く、最後まで一気に読んでしまった。

小学生の頃学校に来れなくなったあの子は決してイジメにはあってなかったと思う。
なのになぜ?なにが無理なんだろう?と当時不思議に思ったものでした。
私自身は経験ないので知ったようなことは言えませんが何かと戦ってたのは確かなのだと思う。
さまざまな戦い方をこの本で覗いたからかあの子はどうだったのかなと今になってまた思い出しました。

そして今、母になってこの本を読み、中学生の心だけでなく親の気持ちにも共鳴してしまう。
子供のことが分からなくて少しイラついてしまったり、それがまた子どもを萎縮させてしまってこれじゃダメだと自己嫌悪したり。
「大丈夫だから、大人になって。」
これが全てなのですが、それをちゃんと伝えてあげられるのかと大きな課題に思えた本です。

クラスメートからいじめに遭い、中学校に通えなくなった「こころ」は、ある日家の鏡に吸い込まれ、気づくとおとぎ話に出てくるようなお城にいた。そこには狼のお面をつけた謎の少女「オオカミさま」、そして同じように中学校に通えなくなった子供達がいた。
なぜこの城は存在するのか、オオカミさまとは何者なのか、彼らはなぜ集められたのか、という謎が明らかになるとともに、伏線が回収されていく爽快感。そして、それぞれの事情で中学校に通うことができなくなった子供達の気持ちと、それでも前を向いて生きるための希望が示されるラストの場面。どれをとっても面白かった。
作品中の「大丈夫だよ」という言葉が本当に温かく響いた。

それぞれの登場人物がそれぞれの問題を一生懸命必死に向き合って頑張ってる姿が想像できた。
これまで自分が全く経験してこなかった学生生活だったこともあり、人間本当に色々あるんだなと改めて考えさせられた。

400ページ辺りからずっと号泣やった

一気読み、しちゃうねえ。喜多嶋先生……そうだったのか!

死と再生の物語だった。

不登校は学校へ行くという選択しかしなかった人たちが理解する事は難しく、特に親の立場であったなら、自分の子供が学校に行きたくないと言ったら動揺し、登校を促進し、或いは失望するかもしれない。

残念ながらこの2019 年はまだ学校に行くという事が「普通」であって、学校へ行かない事は「普通ではない」と考える人が多いのが実情だろう。

実際には保健室登校や相談室登校、学区外転校も可能であるし、義務教育期間であれば、各自治体の教育委員会に設けられている「教育相談施設」で教育相談の他、母子並行面接などのカウンセリングもうける事ができるし、適応指導教室も存在する。

「適応指導教室」って名前はまるで某国の「労働改造所」的ネーミングセンスだが実際はそんなおそろちい場所ではなく、学校的な空間に戻らない・戻れない・戻りたいけどまだムリ、という子どもたちの居場所として各自治体の教育委員会が運営しているフリースクール的空間である。

もちろんNPO運営フリースクールだってあるだろう。ようするに、選択肢はたくさんある。

この作品でも不登校がテーマであり、主人公たちは等しく学校(或いは家庭にも)居場所がなく、成長途中の人間に最も必要である「安心感」と「保護感」が損なわれている。

そこで、幻想的空間である『かがみの孤城』が彼女・彼らの居場所となる。

ジグムント・フロイトからはじまり脈々と発展してきた精神分析学の治療構造は、非日常空間を人工的に用意し、そこでの体験を通じて葛藤の解決を目指すことが共通の土台であって、『かがみの孤城』はまさに、治療空間として機能しているように感じられた。

この孤城において子供達は、失った安心感と保護感を感じ、自分達の共通点と相違点を見出していく。やがて自分を理解し、他者を理解し、自他双方を赦すという体験をする。

はじめのうち、この子たちはどこかぎこちなく、独りよがり。
同じ空間に何人かいても独り言と独り遊びのようである。

しかし、徐々にひとりごと(モノローグ)は対話(ダイアローグ)となり、ひとり遊びはごっこ遊びを経て共に遊べるように、関係が深まっていった。

この変容が生じたのは言うまでもなく日常から外れた非日常空間だったからであり、非日常空間であるためには「ルール」が必要となる。

関係が深まったところで重大なルール違反を犯した子どもがいた。ルール違反には相応の劫罰があるが、それは乗り越えられないものではない。

ここまで来て、別れの段階へ至る。

しかし、別れはもはや彼女・彼らの世界を壊してしまう恐ろしいものではなく、安心感と充足感に満ちた安全で未来へ進むための別れである。

この子たちの心の中で安心感は恒常性を保った強いエネルギーになっただろう。

この物語は死と再生の物語であり、死の床に臨む、即ち臨床的な物語だった。

読者

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辻村深月の本

朝が来る

朝が来る

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jun

osakaJAPAN 2020…

景色や建物の描写、空の色全てが目の前に広がっていて自分自身が経験しているような鮮明さで自然とこの物語に巻き込まれている感覚を覚えた。 登場人物は、どの人も事情を抱えているので誰も悪くない、気持ちも痛いほど分かるので読み進めていて胸が苦しくなる場面も出てきましたが相手を信じて思いやるってこういう事なんだなと改めて考えました。

約1か月前

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ツナグ 想い人の心得

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やどかり

復活

死者と再びたった一度の邂逅 あると言えばある設定ながら、辻村さんが紡ぐと心がじんわり温まるとともに、日々をゆっくり振り返ることになる。 使者の歩美が ーあの人ならどうしただろうと、彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。(略)死者に会うことは、誰かの死を消費することと同義の、生きている人間の欺瞞なのではないか。けれど、死者ね目線に晒されることは、時として、人の行動を決める。見たことのない神様やお天道様を信じるよりも切実に、具体的な誰かに、見ていてほしいと願うー と問い直したこと 人の生き死にを大切に日々を過ごしたい。

2か月前

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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ともちゃん

本屋さんでは早送りの時間流れる

タイトルってそういう事ね!どこにでも多少なりともある〜母娘の呪縛、女友達の格差意識、無意識であるが故の罪深き無関心。 大袈裟ではなくとも全て身の回りにある日常だからこそ、引き込まれた!田舎、都会の感覚差も納得。 赤ちゃんポストの善悪の意見で立場の違いも、う〜ん…今更ながら又考えてしまう。

3か月前

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傲慢と善良

傲慢と善良

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

今の私たちの暮らしはインターネットと繋がることが当たり前になっている。 食事をする店を選ぶのも映画の時間を確認するのも場所を探すのもインターネット頼み。 見知らぬ人々によって作られた評価でその価値を計測し、なんとか平均以上の幸せを手に入れられるように検索に励む。 一方で他人を、モノを、あらゆるコンテンツを、自分にはジャッジする力があると考えるその傲慢さ。 ストーカーに狙われていた婚約者が姿を消し、その行方を探す主人公。 ストーカー、失踪、そんな犯罪、事件を思わせる出来事の裏に、他人をジャッジすること、されることの恐ろしさが潜んでいる。 そして下された評価に振り回されて、自分で物を考えること、自分の下した価値判断を信じることが出来なくなる愚かさ。 読後、自分は誰のこともジャッジせず、自らもジャッジされることのない、できる限り目立たない、ありふれた、その他大勢のひとりでいられる世界にいたいと心から思った。

9か月前

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