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あなたを、助けたい。 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城の... 続き

コメント

クラスメートからいじめに遭い、中学校に通えなくなった「こころ」は、ある日家の鏡に吸い込まれ、気づくとおとぎ話に出てくるようなお城にいた。そこには狼のお面をつけた謎の少女「オオカミさま」、そして同じように中学校に通えなくなった子供達がいた。
なぜこの城は存在するのか、オオカミさまとは何者なのか、彼らはなぜ集められたのか、という謎が明らかになるとともに、伏線が回収されていく爽快感。そして、それぞれの事情で中学校に通うことができなくなった子供達の気持ちと、それでも前を向いて生きるための希望が示されるラストの場面。どれをとっても面白かった。
作品中の「大丈夫だよ」という言葉が本当に温かく響いた。

その他のコメント

少し自分の話を。

昔から人の顔色を伺ってばかりで、
自己主張が苦手だから、
裏切られたことも多くて。

人が多い場所が苦手になった。
笑い声が苦手になった。
前を向いて歩くことが出来なくなった。
人を信用できなくなった。
好意や肯定に耳を塞いで、
悪意や否定ばかりを拾う毎日。

この物語は、
過去に囚われ縛られ、自分の限界を決めつけていた私を救ってくれた。

過去に流せなかった思いが涙となって溢れ、止まらなかった。

今からでもきっと大丈夫。
過去の自分を抱きしめながら、
私も、誰かの手を強く握れる人でありたい。

ありがとう。辻村先生。

装飾的な表紙と”一気読み必至の著者最高傑作”と銘打った帯に惹かれ購入。
これまで辻村作品は何冊か拝読してきて新作ということに興味もあった。
読むものの心を掴み最後まで離さないストーリー性と世界観、読み終えたら温かい感動に包まれ読んでよかったとそう思えた一作であった。
私自身も中学時代に物語の主人公こころと同じような辛い経験をしてきたため最初から共感する部分が多く、中学時代にこころたちのようにかがみの奥の城に私も行けていたら... 何故か必然とそう思い羨ましくも思えた。
確かに一気読み必至。私も一晩で読了した。
だがゆっくり一章づつ、まるで主人公と自身を重ね合わせるように読むと、よりラストの感動を味わえるのではないかとも思う。
ぜひかがみの孤城の世界を体験してみてください✨

読者

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辻村深月の本

傲慢と善良

傲慢と善良

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暇人

本の感想を書く場を求めて

長編恋愛小説。 結婚に向けて順風満帆だと思っていた主人公の架(かける)だったが、ある日前触れなく婚約者の真実(まみ)が姿を消す。 彼は真実が過去にストーカーにあっていたと言っていた事を思い出し、「真実は攫われたのではないか」と考える。架は真実を探すため、彼女の過去を辿り始める。 といったあらすじ。 今作で何度も語られるのはタイトルにもなっている「傲慢さ」と「善良さ」だ。誰もが内心に抱える自己愛の強さと、決して悪意ではない善意がもたらした結果。登場人物たちがそれらを思い知らされる度、何度も心を抉られるような気がした。 人間のどうしようもない所を描きつつ、それでも前に進める力も示してくれる。私にとってこの作品はそういうものだ。 ちなみに、今作は辻村深月さんのデビュー15周年企画の一環とのこと。おめでとうございます。これからも応援してます。

2か月前

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きのうの影踏み

きのうの影踏み

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朱林きつね

朱林きつねといいます

ホラーだと知らずに買って読みました(笑) 辻村先生の作品に興味があって、何か一冊ないだろうかと探していたら、唯一一冊だけ題名を知ってるものがあり、それがこれだったわけですが。 感想としては、「怖い」この一言に尽きます。もともとホラー耐性はあまり無いのですが、どの話もぞくりとさせる。きっとその感覚が好きな人にとっては最高の一冊であると思います。 個人的に特に怖かったのは、作家の話とナマハゲの話ですかね。展開がある程度予想できたとしても、読者に怖いと感じさせることが出来る素晴らしい文章力も圧巻でした。他の作品も是非読みたいです。

4か月前

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