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祖母が遺した古い家に女が四人、私たちは共同生活を始めた。糸を染め、機を織り、庭に生い茂る草が食卓にのる。静かな、けれどたしかな実感に満ちて重ねられてゆく日... 続き

コメント

折に触れ読み返すといろんな分岐点や出会いの原点になっていたことを思い知らされる大切な本。

不思議な世界観。奇妙でもある。
手仕事、地域の文化や歴史、民族の問題、アイデンティティだったり。そうゆうことが根底にながれている。
偶然に集まった女性たちの祖先のつながりの謎解き的な要素も感じる。
ちょっと読んでいて、誰が誰とどうなっていたか、読み返さないとややこしくなってしまった。相関図がほしくなった。
自然から人が生み出す手仕事のワザやその工程。今の効率と生産性重視の世の中を生きていると、そうゆうものに憧れのような気持ちが湧き起こりました。
読むたびに印象に残るポイントが変化しそうな作品でした。

この世界観大好き。
何度読んでも引き込まれてしまう。
10年ぶりに読んでみると、自分の受けとめ方がずいぶん変わっていることにも驚いた。

映画化しないかなぁ。
ぜひ、見てみたい。でも、この物語に合うお人形や織物を探すのが大変なのかもなぁ。

全体を通して優しい雰囲気なのだが、女性ならではの感覚や関係性があり、何度でも読みたくなる。考えたくなる。

祖母の遺した古い家で、4人の女性たちが暮らす。
織物や染色に関わる彼女たち紡ぐ物語は温かく穏やかで時に激しい。
複雑に織りあがった物語は、最後に一気に燃え上がる(文字どおり)。その中から生まれてきたものは、前を向いて日々を生きていくことの実感だったのかもしれない。
「容子は、祖母の長い長い喪が今ようやく明けようとしているのを感じていた。」(本文より)
喪が明ける、ということは、そこから新たに歩き始めることに通じるように思う。何でもない日常を生きていくことは変わらないかもしれないが。容子にとって、一緒に暮らしているほかの3人にとって、何かが変わったのだと思う。

人間の奥深いところ、特に憂いの面をよく表している本。

読者

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高校生の時に司書さんからオススメされて読んだ本。色々と影響された気がする。

1年前

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my本棚の前で立ち読みしてしまい…

第1回ファンタジー大賞受賞作。 「西の魔女が死んだ」時も思ったのですが、草のさざめく音が聞こえてくる気がします。随分前の作品で児童書ですが、大人が自分を振り返って前に進める勇気をくれます。何かが欠けたまま、何となく大人になってしまったけど。まだまだ大丈夫だよ。って背中を押してくれるようでした。

1年前

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Books

亡き友の家守である綿貫と忠犬ゴローの物語。出奔したゴローを探しに鈴鹿の山に向かうはずが、あちらこちらで頼まれごとや気がかりなことに手を取られていつまでたってもたどり着けない綿貫。川を守る龍や河童、謎多きイワナの夫婦などなど、だんだんと話が壮大になっていきます。読んでいるだけで、精霊の住む森や川の清々しい空気が感じられる小説です。

1年前

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からくりからくさ

からくりからくさ

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ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

古い祖母の家。染織りに心惹かれる4人の娘達と不思議な人形にからまる、謎と縁。 結構リアルな芸術系&技術系の女子達のお話に、「りかさん」という人形が絡んでくる。 妖のお話では無いのですが。 大人な蓉子さんが「りかさん」を大切にする不思議を、読者もいつの間にか当たり前に受け止めるようになってしまう不思議。 この本の主人公は?と聞かれたら。。 ただそこにいる「りかさん」かなぁ。と答えてしまいます。 読み終えて題名見て「からくりからくさ」「おーー」って思って。笑 再読したくなる本。

1年前