コメント
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2017年以降に読んだ本をストッ… |
三者三様の女性が登場することで、各々の人間性の光と闇を浮き彫りにしている。エピローグ含めた読後感は真っ二つに割れそうなのが面白い。ちなみに個人的には、唐突感ありすぎて後味悪くなっちゃった側です。純粋さって、それがそのまま鋭利に研ぎ澄まされていっちゃうから底知れない感じがあるなあ。共感できてしまうのは栞子みたいなフツーの人間。
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2017年以降に読んだ本をストッ… |
三者三様の女性が登場することで、各々の人間性の光と闇を浮き彫りにしている。エピローグ含めた読後感は真っ二つに割れそうなのが面白い。ちなみに個人的には、唐突感ありすぎて後味悪くなっちゃった側です。純粋さって、それがそのまま鋭利に研ぎ澄まされていっちゃうから底知れない感じがあるなあ。共感できてしまうのは栞子みたいなフツーの人間。
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1989生まれの書店員 |
えぐい、えぐすぎる。
柚木さんの女性同士の絶妙な関係性や、特有の習性を書き切るその筆力には、毎度圧倒されっぱなし。
まさしく、”けむたさ”がありとあらゆる手法で描かれてて、読んでてうわあ、ってなる。
”煙草消して下さい”
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実用書や専門書が好き |
最初の30ページほどは「この小説にオチはあるのだろうか」という感想を抱きつつ、読みやすさのままに読み進めたところ、最後のオチに最高に痺れされられた。
3人の女子大生の大学生活と就職までの期間が描かれたストーリーで、3人の美意識は全く異なるものだ。どの美意識も、良い点は眩しく悪い所は歪で、人間的な魅力に富んでいる。
この3人の視点が入れ替わりながら進むので読んでいて全く飽きない。
私としては、退廃的な女性栞子を「私が守らなくちゃ」と慕い続ける多才で健気な後輩である真実子の心情が理解し難く、もっと掘り下げて描いて欲しかった。真実子のことがもっと知りたい。
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28人 |
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マジカルグランマ
自己中ではありながらも、自分の目指す姿、なりたい姿に必死で近づいていく自信と行動力に、おばあさんでもできるなら私にできないはずはない、と静かなエールをもらえる作品 |
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奥様はクレイジーフルーツ
知り合いの性事情をセキララに聞かされているみたいで恥ずかしい。基本的に、初美、大丈夫??と心配しちゃうくらい面白おかしい内容だけれど、夫の興味をひこうと甲斐甲斐しくがんばる初美を応援したくなってくる。 |
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ナイルパーチの女子会
さっきすれ違った人が栄利子かもしれないし、翔子かもしれない |
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伊藤くんA to E
ここ何年かずっと、主にノンフィクションばかり読んでたのだけど、この作品がまた、優れたフィクションはリアルを超えるリアリティを持っていることを思い出させてくれた。 |