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ラジオから聞こえる懐かしい声が、若いドイツ兵と盲目の少女の心をつなぐ。ピュリツァー賞受賞作。孤児院で幼い日を過ごし、ナチスドイツの技術兵となった少年。パリ... 続き

コメント

読書会をやることにした http://fuzkue.com/entries/382

これは。またすごい物語に出会った。これはおすすめです。
主人公の父親が娘のために作った街の模型はきっとこの物語とそれをつむがれた言葉と同じくらい緻密で愛情に満ちていたのだろう。

短い章の連なりから構成されていて、切り取られた様々な場所、時間、人がパズルのピースのように組み合わさっていき、最後まで読み進めるとそこに時代の変遷と人の一生という壮大な物語が現れる。
タイトルの「すべての見えない光」という言葉が、盲目の少女やラジオの電波のことだけでなく、戦時下という状況の中で「見えない光」の存在をどれだけ信じて生きることができるかを描いたこの物語をうまく象徴しているように思う。

‪「名作。読み終えて、胸いっぱい吸った息を長々と吐いた後、しばらく動けなかった。清らかな魂の持ち主が時代の暗い影に飲まれていく様を、胸を痛めて見つめ続ける500ページ超。彼らが守ろうとする世界の美しさと終盤に訪れる奇跡の眩しさ。★★★★★‬

2015年のピュリッツァー受賞作ということでちょっと重たい作品なのかなと躊躇しつつも手にとってみたが、さすがに素晴らしい作品で引き込まれてしまった。舞台は海に面した城壁で囲まれたフランスの街、サン・マロ。時代はノルマンディー上陸作戦の二ヶ月後くらい。資産家の大叔父を頼ってパリから父親と逃げてきた盲目のフランス人の少女と、炭鉱町の孤児院で育ったドイツの少年兵の二人が主人公。失明からパリから逃げ出してサン・マロでの生活に至る少女の物語と、優秀さ故に炭鉱町から抜け出しナチの士官養成学校に入ったものの若くして前線に送られてしまった少年の物語、それぞれの過去と現在が交互に語られていき、それぞれの人生が物語の終盤で一瞬交差する。もちろんヘヴィな物語なのだがサスペンスの要素も盛り込まれていて目が話せず一気に読めてしまう。生き残った者たちの後日談もあり読後感も良かった。素晴らしい作品だった。

時間を忘れて読むほどに、物語の世界に入り込んだ。
「ラジオ。それは百万の耳をたったひとつの口に結びつける。」
心に残るのは街の模型と電波。ドイツの歴史が重い

読者

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記憶を巡る短篇集。個人的には、種屋の話がすきだった。 ダム開発の運命を辿り、誰も彼も去っていく郷里のなか、種屋は里の至るところに種を蒔く。全てが水に還る間際の、瑞々しい最後の光たち。 ダム開発で消えた、徳山村のことを思い出した。

3年前

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シェル・コレクター

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imau

@kyoto

静かで、美しい、野性のような短編集。新潮クレスト・ブックスはぜんぶ読みたくなるような、魅力的なタイトルとデザインばかり

約4年前

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