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コメント

率直な感想として「優しすぎる世界」と思った。

事情により親が何度も変わる事になった主人公。時折、去ってしまった人達のことを思って切なくなっても、怒りも不満もなく親達に感謝している。
そして歴代の親達も、少しも血の繋がりのない主人公を実の娘のように愛している。
理不尽や不幸な目にあっても、世の中に恨みを持つわけでもなく、いつも美味しそうにご飯を食べている。
健全で、優しすぎて、眩しすぎる。

血の繋がりでない繋がり。こんな現代的な関係でありえるかな、、、

 高校生の優子は、水戸、田中、泉ヶ原、森宮と姓を変えてきた。大切な親との別れを繰り返しながら、今はどこかずれているけど娘思いの「森宮さん」と暮らしている。血のつながりのない親子の、本当の親子の物語。

 やはり印象に残るのはご飯やケーキを食べながら優子と森宮さんとの会話の場面。森宮さんの言うことはちょっとずれていて、ついつい笑ってしまいながらも、娘への愛情があふれている。第二章からは、優子がこれまでの親たちに結婚相手を紹介しに行く場面が描かれるが、それぞれの親たちの思いがビシビシ伝わってきて、これがまたいい。最後まで読んでから、もう一度1ページ目を見返して、また感動。

 本当の幸せは、こんなふうに誰か喜ぶ顔を想像しながら生きることなのかもしれない、そんなことを思った。

「「糸」は結婚式でよく歌われる歌だと楽譜に書いてあった。でも、会うべき人に出会えるのが幸せなのは、夫婦や恋人だけじゃない」
「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない」
「自分より大事なものがあるのは幸せだし、自分のためにはできないことも子どものためならできる」
「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ。あの日決めた覚悟が、ここへ連れてきてくれた」

森宮さんと優子ちゃんの関係は奇妙だけど、お互いに受け入れ合うことができたのは、森宮さんの覚悟が揺るがなかったからだろう。最後にその覚悟がとても良い結末を迎えさせてくれた。とても面白かった。

本当の親でも虐待を受けるかもしれない、つながりを感じられないかもしれない一方で、本当の親じゃなくてもつながりを感じられるかもしれない。
家族ってなんだろう?帰属意識や、安心感が感じられれば血の繋がりは、いらないのか?
映画の万引き家族と同じ余韻を残す。血の繋がった家族絶対主義が薄まれば、生きやすくなる人達がたくさんいるのだろうか?

実親、3人の継親に愛されて成長する優子ちゃん。
お互いを思いやりながらの日々の会話。

☆5つ。「幸福な食卓」パターンだったらどうしようかと不安になりつつ、この終わり方で良かった良かった。いかにも入試問題素材になりそうだなあ。

家族の大切さ、友達の大切さ、そんな部分を感じさせてくれた作品。主人公の優子は何度も親が変わっている。でも、決して不幸ではないのでないのである。血の繋がりだけが家族ではない。愛情があれば家族になれる。将来はここまでの愛情を注いでいける親でありたいと思えた。

妊娠中に読んだこともあり、とても心に心に響く小説でした。

家族とは何だろうか。
そんなことを考えさせられる作品。
とても読みやすく、物語も子供を残して親が代わっていくという特殊な環境を描いていてハラハラさせられたり、とにかく未成年の子供なので心配になりながら、隣の部屋から覗き見る気持ちでした。
家族というものはみんなわかる環境。
裕福、貧乏あると思うけど自分の親と比べながら過去をなぞるように読んだ。
最後は泣けると思います。泣けます。
名著!

★★★★☆複雑な家庭環境なんだろうけど、血のつながりのないどの親にも大事にされた優子。虐待のニュースとかある近ごろにおいて、なんか心温まる話だった。最後の最後まで森宮さんとどうかなることを願ってしまったが、さすがにそれはなかった。

最後の数ページで泣いてしまいました。特別なことは起きないのですが、読み終わった後ほっこりします。
主人公は一緒に住む大人が度々代わり、親が何人もいるのですが....

少女漫画よりな気がしました、すみません

2019年の本屋大賞を受賞したということで気になりながらも、内容を全く知らずに読んでみたら正解だった。言葉がすっと入ってきてあまりの読みやすさに、一気に読了。内容は、主人公の家族構成だけきくと悲劇のヒロインなのに、全くそんなことはなく、ごく一般的な家族よりも愛されて育った女の子のお話。私は自分の子にこここまで愛情を注げるんだろうかってくらいの血の繋がらない親の深い愛に優しい気持ちになれたし、学生時代を追体験できてなんだかハッピーになれる1冊。

題名から、スポーツ系?と、思っていたけど、愛する娘を渡して、渡されて、優しい気持ちになる、そんな本です。

やさしい物語
本当のやさしさって
こういう事だと思う。

2020.07.06

「血が繋がらなくても親だよ=無償の愛]綺麗事だけどそれを語る本だと思っているのですけれど。。。
実父悲し過ぎるでしょう。考えすぎかなぁ。
素直に良かったねって思えばいいのかなぁ。

アップダウンの激しい人生を、こんなにも平坦に、こんなにも許容できる才能に拍手。
毒気が過ぎる私にとっては、まさしく現代版サスペンス‼

今を反映した理想を集めた家族
人物全員が善人で思いやりが光る

読み物として楽しめたけど、実際に似た家族構成で辛く過ごした人はどう思うのだろう

本当の家族だから愛が伝わるわけでもない
家族のあり方は今も昔も関係なくて

エゴのない愛を循環できたら
幸せな家族と言えるはず

ちょっとエラソーに書いてみました

読者

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読んでよかった。とても面白くて胸にじわじわといろんな感情が滲んでくるような小説だった。たぶん、子どもがいるのかいないのか、これから子育てが始まるのか、もう子どもが自分の手から離れたのか。。 その人の立場によって感じ方や思う事も変わってくる本なのだと思う。だけど共通して誰もが自分の親や自分の子どもの頃について自然と想いを巡らせてしまう。そんな本であるとも思う。 高校生が2才にも満たない幼児の相手をする小説にどのような面白さがあるのか想像できなかったが、もうひたすら幼児である女の子が可愛くて高校生である主人公と一緒に女の子の成長を見守っているようなそんな気持ちにさせてもらえた。 主人公も女の子のことを想いながら自分を育ててくれた人や自分自身の今後について考えて行く。 読んでいると程良い嬉しさや切なさを浴びせられるが、前を向いて次のステップへと進む主人公に頑張れ!とエールを送りたくなるそんな作品でした。

5日前

傑作はまだ

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リトル

小説も漫画も絵本も読みます 読む…

引きこもりの作家・加賀野の元に生まれてから一度も会ったことのない息子が訪ねてきた 毎月 養育費を送ると写真が1枚送られてくるというそれだけの関係でしかない息子としばらくの間 同居することとなった 両親とも大学卒業後 全然会わず 一軒家に1人で暮らし近所付き合いもなく ほとんど家から出ない50歳男性の主人公 人との関わりを最低限しか持たなければ 嫌な思いをすることもストレスを感じることもないのかもしれないが いざ人と関わってしまうと 寂しさを感じるようになってしまう だったら全く関わらないかずっと関わっていくかのどちらかしか選択肢はない

6か月前

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