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いい匂い。あの街の夕方の匂い――。些細なきっかけで、記憶は鮮明に甦る。雛子は「架空の妹」と昔話に興じ、そんな記憶で日常を満たしている。それ以外のすべて――... 続き

コメント

読み終わってしまうのが寂しくて、勿体振って読んだ

読み始めてからというもの 彼ら 彼女らは 確かな存在感を持ってわたしの日常の側に居る

一見ばらばらなようで繋がっている人間関係。音信不通の妹や腹違いの息子やなぜか家に来る隣人の男。読んだ後スッキリしないのは、たぶん続きが知りたいからだと思った。

人は記憶に囚われないで生きるのは難しい。
思い出さなくていいと言われてもなお思いのままにいかない記憶は誰にでもあるだろう。
それでも、楽しいこと幸せなことの他、辛いこと苦しいこと悲しいこともまた向き合うことで見えてくるものもある。
それら記憶のすべてが他ならぬ自分というものを形づくる。
記憶のあり方は人それぞれでいいのだと思う。

誰もそう簡単には救われないあたりが生々しかった。

読者

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