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懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方... 続き

コメント

「スープのことばかり〜」を読んでサンドイッチ屋に憧れていたのも束の間、今度はあっという間に食堂に憧れてしまった。
と、いうかそもそもこの月舟町の住人になりたいのだ。

この食堂では、誰が話そうと似たり寄ったりになる職場の愚痴や婚活話ではない、ユニークな小話が聞こえてくる。
そう、こういう会話をしたいんだ。大したことでなくていいけれど、自分しか、あなたしか語れない話を。

ユニークで不思議なんだけどすっと心に馴染んでいく。

きっとすべてありふれた言葉なのになぜこうもロマンティックだな、と感じてしまうのだろう。
果物屋の青年店主に訊いたら『それは難しい問題ですねぇ』と答えてくれるだろうか。

しばらくこの本ばかり読んでいました。哲学的だと感じたのは、私だけかな??

この本でクロケットの存在を知りました。お腹が空いた一冊。

つむじ風のように気がつけばいつも食堂に集まっていて、帽子屋さんの自論演説が始まっている。
そんな温かい空間に入れたらなぁって、何度思ったことだろう。
2代目エスプレーソも飲みたいな。

なぜか知ってるかのような感覚になる、あったかいおはなし。

どこか懐かしい月舟町を舞台に淡々と物語は進みます。劇的な展開もなければ、名探偵も登場しないけれど、登場人物はみな魅力的で、この本に浸っていると居心地がいいです。

友人からの贈り物としていただいた本。
お節介な人や、饒舌な人、静かな人、、、いろんな人が出てくるけれど、この物語の住人はみんな優しい。多くのものを持たず、望まないけれど、大切なことを知っているような人たちばかり。

そして、密かに気に入っている珈琲屋の名前がこの物語の町の名前から付けたのだそう。その店に行くと、なんとなくこの物語の登場人物のひとりになったような気がします。

古き良き昭和を思い出させるような、人と人とのコミュニケーションが温かい物語。
もう、唐辛子の話なんて笑ってしまって、その後も油揚げのこととか星一つ書いて一円報酬貰える仕事のこととかを先生と一緒に考えてしまった。
エスプレッソマシーンで雨雲を作るなんて、ロマンチックです。
そういうのがいい。

この本を読むと、頭の中に画像?というか
挿絵が浮かびます
白黒の

不思議で素敵です

月船三部作のひとつ。すごくよみやすいというか、自分にあってる。

何も起こらない、温かい雰囲気に包まれた小説。食堂に行きたい。

読者

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吉田篤弘の本

ブランケット・ブルームの星型乗車券

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やし太郎

なかなか本を読む時間が最近は取れ…

架空世界の街のちょっとしたことのコラム集です。各話は3ページですぐ読み終わるものの、そのぶんの情感が読者に委ねられるところですね。どの話が印象に残ったか、せーの!で言い合いたいところです。 ただ円環状に連なる街(山手線みたい)を、1つ飛ばしに数回も紹介していくのなら、同じ街の話、あるいは街の感じなどが、もうちょっと有機的に関連していたらなあ…とも思っちゃったのは、ないものねだりの欲張りなのかもしれませんが。続編でそのあたりが…とも期待しつつ、雑誌連載は十年以上も前だから、少し厳しいかなあ。

2か月前

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パロール・ジュレと紙屑の都

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風見鶏

好きなものを好きなように

別離により分断された国の中にある、小さな北の街キノフ。 そこでは言葉が凍り付き、パロール・ジュレと呼ばれる物質になるという。 そんな不思議な現象を探る為にキノフに派遣された諜報員、十一番目のフィッシュ。 彼は紙魚であり、本の中を自在に泳ぎ回る事ができ、また本の中の人物に変貌することができた。 そんな彼をはじめとし、パロール・ジュレに魅せられた人間達の物語です。 フィッシュを追う刑事ロイドの思惑や孤独。 水晶の目を持つ謎の女レンが漂わせる秘密や怪しさ。 パロール・ジュレを解凍し、凍り付いた言葉を拾い上げる解凍師たちの誠実さや孤独感。 キノフに住まう人々の雑多な感情。 それらがいかにも思わせ振りで謎めいています。 ドキドキするような謎ではなく、じんわりと不思議だなあと首を傾げたくなるような。 魔法めいた事柄のなかに謎がありゆっくりと紐解かれていきます。 ファンタジーのような世界観ですが妙に現実的です。 フィッシュの淡々とした語り口は、そのままキノフの淡々とした、少し冷たく、雑多で、優しい雰囲気に上手く溶け込んでいくように思えます。 街の中に流れる時間は美しく優しく寂しいです。永遠にそうなのではないかと、勘違いしたくなるほどに。 人々が凍結した言葉を解凍したときに、世界はかわるのでしょうか。 最後の最後、やっと辿り着いた結末にじんわりしました。 凄く好きな本です。 汚らしいものと美しいものが混在している世界なのに、穏やかで冷たい美しい雰囲気がたまりません。 文庫化された際に改題されましたが個人的にはこちらの題名のほうが好きです。

10か月前

モナ・リザの背中

モナ・リザの背中

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fs

91年生まれ。理学療法士。

曇天先生が絵の中を冒険する。 現実と絵の中との境目が曖昧に書かれていて、その曖昧さが心地いい。 時間と空間が混ざり合っていく。 また、50歳ということも1つのテーマとなっているみたい。

10か月前

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