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2017/12/28読了
フジモトマサルさんの「読書の情景」というテーマに沿って描かれた絵が先にあり、吉田篤弘さんがその絵に合わせて挿絵ならぬ「挿文」を書くという形式の連載から生まれた24の小さなお話。エッセイというよりは「お話」というのが相応しい感じがする。
活字中毒を自認しているのに、最近なかなか思うように読書の時間をなかなか取れない人に読んで欲しいです。読書の先にある、何だかキラキラした素敵な『何か』を思い出させてくれる、触れさせてくれる。そんな贅沢な一冊です。

その他のコメント

読者

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吉田篤弘の本

京都で考えた

京都で考えた

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やし太郎

なかなか本を読む時間が最近は取れ…

著者らしく、話はいろいろと跳びまくるのですが、どの一節も、その考え方や事象への感覚に、思わず頷かされたりは考えてみるような感じで、警句集めいてます。1冊の分量としてはそれほど多くないのも(100ページ程度)よいところです。なんとなくいろいろ考えてみたいときに、適当なページを開いてみて、という風にして、長く長く手元に置いておくのもいいかな、と思ってしまいます。

10日前

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ブランケット・ブルームの星型乗車券

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やし太郎

なかなか本を読む時間が最近は取れ…

架空世界の街のちょっとしたことのコラム集です。各話は3ページですぐ読み終わるものの、そのぶんの情感が読者に委ねられるところですね。どの話が印象に残ったか、せーの!で言い合いたいところです。 ただ円環状に連なる街(山手線みたい)を、1つ飛ばしに数回も紹介していくのなら、同じ街の話、あるいは街の感じなどが、もうちょっと有機的に関連していたらなあ…とも思っちゃったのは、ないものねだりの欲張りなのかもしれませんが。続編でそのあたりが…とも期待しつつ、雑誌連載は十年以上も前だから、少し厳しいかなあ。

7か月前

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パロール・ジュレと紙屑の都

パロール・ジュレと紙屑の都

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風見鶏

好きなものを好きなように

別離により分断された国の中にある、小さな北の街キノフ。 そこでは言葉が凍り付き、パロール・ジュレと呼ばれる物質になるという。 そんな不思議な現象を探る為にキノフに派遣された諜報員、十一番目のフィッシュ。 彼は紙魚であり、本の中を自在に泳ぎ回る事ができ、また本の中の人物に変貌することができた。 そんな彼をはじめとし、パロール・ジュレに魅せられた人間達の物語です。 フィッシュを追う刑事ロイドの思惑や孤独。 水晶の目を持つ謎の女レンが漂わせる秘密や怪しさ。 パロール・ジュレを解凍し、凍り付いた言葉を拾い上げる解凍師たちの誠実さや孤独感。 キノフに住まう人々の雑多な感情。 それらがいかにも思わせ振りで謎めいています。 ドキドキするような謎ではなく、じんわりと不思議だなあと首を傾げたくなるような。 魔法めいた事柄のなかに謎がありゆっくりと紐解かれていきます。 ファンタジーのような世界観ですが妙に現実的です。 フィッシュの淡々とした語り口は、そのままキノフの淡々とした、少し冷たく、雑多で、優しい雰囲気に上手く溶け込んでいくように思えます。 街の中に流れる時間は美しく優しく寂しいです。永遠にそうなのではないかと、勘違いしたくなるほどに。 人々が凍結した言葉を解凍したときに、世界はかわるのでしょうか。 最後の最後、やっと辿り着いた結末にじんわりしました。 凄く好きな本です。 汚らしいものと美しいものが混在している世界なのに、穏やかで冷たい美しい雰囲気がたまりません。 文庫化された際に改題されましたが個人的にはこちらの題名のほうが好きです。

約1年前