51pkc4n2k5l

コメント

「バーナード嬢曰く」の神林が力説していた「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」が入った短編集。
奇想という言葉がすんなり当てはまる。

読者

95ecefc8 1fb3 4784 9b5e 215a9a3ed5dd

文芸

侠飯5 嵐のペンション篇

侠飯5 嵐のペンション篇

A2d0b282 e632 4433 97af bdf521d93f3e

らいこ

ファンタジーとハッピーエンドが大…

ご飯が美味しそうなシリーズも5段目になると、過去の登場人物はもう全員は出て来ないですねー舞台も奥多摩なので、場所的にも難しいかな… 今回の迷い人は若者二人。かと思いきや、もう一人二人三人…結構いっぱいいました。 ちょっと不便な奥多摩のペンションで、5億円強奪事件も絡んで、ちょっと面倒な人々と、頼りないペンションのオーナーさん。 人間模様も魅力です。

約16時間前

ロンリネス

ロンリネス

Picture

渡辺洋介

神田村経由専門書版元

「ハピネス」の続編。夫と娘一人の有紗が住む21世紀の団地ことタワマンにを舞台に前作と違い団地妻もといタワマンママの水面下での足の蹴り合い及びマウントの奪い合いから、今作は思いもよらぬ男性との出会いそこからの発展と個人的な領域に踏み込んでいる。 舞台となる湾岸にある52階建てのタワマンは世間があこがれるイメージとは裏腹に「再びごみの袋を提げて、長い開放廊下を端にあるゴミ集積所まで歩いた」P.6「ゴミを捨てた後、エレベータを待ちながら有紗はつい先ほどの会話を反芻して首を振る」P.12とあるようにどうもこのタワマンはゴミ置き場が各階に無いらしくそれが一層の団地感を醸し出している。わりと低価格帯なのかもしれない。 高い管理費と修繕積立金、それを入居前に計算できず負担に耐えられずなのか新婚時の思い出づくりなのかわからないが入れ替わり立替わりで猫の目のようにくるくる変わる若い住民及びそれに伴う長期居住者との断絶、なかなか出てこない機械式駐車場、海っぺりの吹きっさらしが更に加速させる強烈なビル風(一部作中には登場しない表現あり)どうでもいいマウントの取り合い、そこにどう向きあっていくのか物語の後半に結論らしきものは出るのだが。なぜ人はタワマンに惹かれるのか?奥様それでもタワマンに住みますか? またこの物語のもう一人の主役ともいえるタワマンの亜周辺にいる「公園要員」の江東区の土屋アンナこと美雨ママが小気味良いフックを繰り出していく。「わかるよ、とってもよくわかる。何度も言うけど、あたしは別に不倫しろと言いたいんじゃないの。結果として不倫という言葉が付いてくるけど、仕方がない時もあるんだよ。大人なんだからさ。それを有紗だけにはわかってほしくて、言ってるの」P.142 「常套手段だよ。女が逃げようとすると捕まえて、女がマジになると腰が退ける」P.408 そして有紗が得る「旅」という視点、そこから至る結論というか発想に行き場のなさからの解放を感じた。 「さっきね、あなたともう会わないと決めたときに、旅をやめて帰ろうかとふと思ったの。で旅という発想にちょっと驚いていろいろ考えていたのよね。そしたら、あなたからのメールがきて旅の魅力に負けたのよ。旅って あなたと付き合うことよ。だけど、旅だから、いつか帰るのかなとも思った。家に帰るんじゃなくて、自分自身に帰るのかしらとかね。そしたら、家族とか責任とか倫理とか あまり人に縛られて生きることはないかもしれないと思えて」p.414 それが「恋愛」という一時的な二人の共同幻想だとしても 誰の為でもない「自分自身」という気づきこそが解放感の故なのだろう。 全くの余談だけど作中にも登場する「ららぽーと豊洲」にある書店の開店準備である棚詰めを10年以上前に手伝ったことがあり館内に謎の遊園地的な施設が全くの予想付かずだった為、作業中のとっても忙しいところを勝手にお邪魔してどういった施設か質問したところ「こども向けの就業体験施設」との回答を得た。それが「キッザニア」だった。あの当時のキッザニア職員の方大変お忙しいところどうもありがとうございました。 あの時はお邪魔してすいませんでした。

約22時間前

Icon user placeholder151a20ec 11c6 4572 b74d 1715202fc2415faa07dd 879c 4597 8380 96e9cbad2a6c
わたし、定時で帰ります。

わたし、定時で帰ります。

9b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935d

もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

どんなに仕事が山積みでも就業時間内で自分の仕事は計画通りに片付けて定時に帰るということにこだわる結衣。 それは今は上司となった元婚約者の晃太郎、企業戦士だった父に対する意地でもあった。 新しい婚約者との結婚も決まり、順風満帆に思えた彼女に降って湧いた昇格と長時間残業必至な問題案件。 このままではチームが崩壊してしまう!自らも満身創痍で彼女が立てた作戦とは…。 無茶ぶり案件を悪名高きインパール作戦に見立て、どうしたら同僚や後輩を無理させずに働いてもらえるか、と考える結衣。 そして「為せば成る」の精神論で作戦完遂をうたう晃太郎たち企業戦士の面々。 しかし絶対に残業をしないことが前提で仕事を組み立てる結衣も、仕事量に自分を合わせる晃太郎も、どちらも「決めつけ」をすることで却って自分を追い詰めているような気がする。 インパール作戦という人の尊厳を蹂躙するような失敗を二度としない方法は、そのような無謀な作戦を提案、実行させる無能な人物たちを中枢に据える会社や社会の構造を変えることだと思う。 つまりインパール作戦がそもそも選択肢に挙がらない社会を作ること。 もちろんそれが難しいからこそ今もパワハラなどで斃れる人が絶えないし、現代のインパール作戦、東京オリンピックを巡るドタバタを見ているとよく分かるのだか。 会社について、社会について考えさせつつ、ほどよく恋愛の要素も取り入れたバランスのよい小説。 一気読みしました。

1日前

Icon user placeholderA550b508 e13f 4cc3 9a13 98c67fd7087bBd8068de 7d23 4c66 bfa4 ba57767db09b