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半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大... 続き

コメント

(新潮文庫 315頁)

タイトル『ぬるい眠り』を含む9編の短編集。

厚皮が剥がれ真っ赤になった皮膚のような江國香織の繊細さや脆さは、人間として また女性としての強い魅力でもあるが その開き直った自由を個人的にグロテスクに感じてしまう時がある。要するに痛々しく感じるのだ。

しかしその、強がりにも見える痛々しい自由に 僕は何度 励まされたか分からない。今作は “世の中で生きる江國香織” が感じられる。現実からの逃避ではなく、文句を垂れ嘆きながらも 現実をシニカルに生きようとする強さが感じられるのだ。(作中にもあるが、それは “弱さにも見える強さ” である)

たまに呆れますが、女として大好きです。

その他のコメント

タイトルのぬるい眠りそのままの雰囲気でした。

どの短編の主人公も愛すべき人。
ラブミーテンダー、ぬるい眠り、放物線 が好き。

江國香織さんの描く女性はエネルギーに満ちていて、読み終わった後はいつも頭がぼーっとしてしまう。
それでいて、圧倒的に静かで、穏やかな気持ちになる不思議な作品ばかり。

読者

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江國香織の本

去年の雪(1)

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HSSISOLATED

人生で何度目かの読書熱

奇書。 登場人物は誰もがどこか、自分たちが歩んできた人生といま現在の状態に違和感を感じているようだ。 或いは、特段の変化なき日常において訪れる、奇妙な体験。 この物語はデジャヴュと白昼夢の連続である。 または、逢魔ヶ時というべきか。 こうした奇妙な体験は健康な人でもしばしば生じる。 奇妙ではあるけれど、これらはてんかん発作までには至らないが、疲労やストレスのほかに感覚器官から受容された刺激と知覚・記憶・経験がうまく融合できなかったために生じる脳波異常であることを現代の我々は知っている。 それでも、奇妙さや不思議な体験である。 この物語はそうした奇妙さを読み手に残す。 物語として面白いかと問われるとわからない。 それでも、白昼夢を体感することができる奇書として、興味深い体験だった。

約2か月前

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100万分の1回のねこ

100万分の1回のねこ

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山奥

花屋から転職 書店員見習い中

「100万回生きたねこ」 大好きな絵本を、これまた大好きな作家さん達がこぞってトリビュートした贅沢な一冊 どの作品も、生と死というテーマを重く温かく表現しています 絵本の書評ではなく、文学作品として扱っているところがいい 多くを問いかけます

8か月前

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彼女たちの場合は

彼女たちの場合は

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岸本ミリ

好きなものは桃とクリームソーダで…

アメリカを見てみたい そう言って旅に出られたらどんなに素敵なことだろう、大好きな従姉と一緒に。もちろん安全は保証されていないし、なにが起こるかわからない、広大なアメリカという国を、文字を通して一緒に見に行けた、そんな一冊。

約1年前

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