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戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続... 続き

コメント

前作「悪童日記」の疑いを持ったまま読みました。美しい物語で三部作の中では一番好き。でもラストは「もー!ちょっと待ってえやー!」になります。どれだけ作者に振り回されるのか。三作目に手が伸びます。

「悪童日記」の印象が強く、その世界が崩れることを怖れながら読み始めたが、予想は完全に裏切られた。前作で残酷な寓話だった世界に、急速に焦点が合ってくる。そして終盤、急激にクローズアップされる“事実”に、物語は打ち砕かれる。顕微鏡で覗く物質が同じ物とは見えないように、存在も真実もレンズを通せばなんと脆いことか。

著者に振り回され続ける
3部作最後は何してくれるのか期待
本当読者が止まらない

『悪童日記』の続編。悲惨なのだけど。好き。最後の煙に巻かれる感じが。

前作の衝撃のラスト、その続きから物語は始まり、またもや驚きと謎を提示して終わります。
『悪童日記』とほぼ同じ文体で書かれているのに、本作からは全く違う印象を受けました。一心同体だった双子の兄弟と別れて一人になり、子供から青年へと成長し、終戦後に全体主義社会になって、生きる術も意味も変化したからでしょう。
これを読むことで、双子の別れが何を象徴していたのかに一層思いを巡らせることになりました。とにかく続きを読まなくては。

この三部作はどれも大好きで甲乙付けがたいけれど、あえて言うならこれが一番好きかもしれない。

読者

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アゴタ・クリストフの本

悪童日記

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オダギリ

学も教養も知恵もどうしようもない…

主人公たちのタフさや狂気が凄まじいエネルギーとなって襲ってくる。ページをめくる手が止まらない。続編があるらしいが正直これだけで完成されてると思う。

約3年前

文盲 アゴタ・クリストフ自伝

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nishitanabe1987

ほんがすき

私が悲しいのは、それはむしろ今のこの完璧すぎる安全のせいである。仕事と工場と買い物と洗濯と食事以外には何ひとつ、すべきことも、考えるべきこともないからだ、ただただ日曜日を待って、その日ゆっくりと眠り、いつもより少し長く故国の夢を見ること以外に何ひとつ、待ち望むことがないからだと。(73)

約4年前

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