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「わたしにとってイタリア語は救いだった」ローマでの暮らしをイタリア語で綴るエッセイ。子供時代から、家では両親の話すベンガル語、外では英語と、相容れない二つ... 続き

コメント

この本は、大人になってから母国語ではなく身近でもないイタリア語を勉強して、しかもそれで本まで書くようになった、というだけのことではない。彼女にとって言語とは、生まれた時からずっと、複雑極まりないものだった。その背景を知り、彼女が抱いてきた言葉の壁や、どこにも帰属できないような不安定な気持ちを知ると、イタリア語へと飛び出した切実さが想像できる。日本で生まれて日本で育って、学校で英語を勉強した私が、いきなり知らないスウェーデン語を勉強して移住して本を書いたというのとは、何か根本的に違うものが漂っている。全く知らない言葉へジャンプするという意味では同じかもしれないけれど、この本には実は全く違う複雑な板挟みが詰まっている。

その他のコメント

「子供のころから、わたしはわたしの言葉だけに属している。〜 言葉を使う仕事をしなかったら、地上に存在していると感じられないだろう。」
今までの英語ではなく、一から覚えたイタリア語でのエッセイ。その習得への過程や気持ち、努力には感服するしかない。
そして読書、言語、人生の向き合い方などすごく興味深く読んだ。ジュンパ・ラヒリの新しいスタートとなるこの本で、今までの彼女の小説を好きになった理由が少し分かった気がする。

「停電の夜に」や「低地」などの作品で知られるジュンパ・ラヒリの初めてのエッセイ集。
イタリアの週刊誌に半年間連載された21のエッセイと2つの掌篇小説で構成されているので、家事や仕事から離れたちょっとした空き時間に読むのに最適。

このエッセイ集、著者が初めてイタリア語で書いた本だ。
インド出身の両親を持つ著者にとって母となる言語はベンガル語であり、英語は継母のような言語だと言う。
実母と継母との間でどちらにも違和感を感じつつ小説家となった著者が、ある時まるで雷に打たれたように第三の言語、イタリア語に恋をしてしまう。
新しい別の言葉で考え、語り、書くことで少しずつ人は新たに生まれ変わっていくのだという新鮮な驚きとときめきが伝わる素敵な本だった。

読者

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ジュンパ・ラヒリの本

停電の夜に - Interpreter of Maladies

停電の夜に - Interpreter of Maladies

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機械工学科

作者はインドにルーツを持つ、1967年イギリス生まれアメリカ育ち。話もインド国内の話だけでなく、作者と似たような境遇の人が多く出てくる。 どの話も人が決意した時の、スッキリした気持ちを味わうことができる。例えば別れの時。いくつかの季節の間続いた関係が、ふとしたきっかけで終わる。そんなとき、意外とどうでもいい理由で納得できるものだ、ということを思い出させてくれる。

約3時間前

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その名にちなんで

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kasa

旅行や食に関する本、 海外文学、…

好きな女性作家No.1かもしれない。そう確信させるような本だった。

3年前

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停電の夜に

停電の夜に

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

本書は両親ともにカルカッタ出身のベンガル人で、自身はロンドンに生まれアメリカで育った著者によるデビュー短編集。 大きな事件が起こるわけではないけれど、なぜか心揺さぶられる9つの作品。 日常生活の中で遭遇する小さな発見、他者との出会いやふれあいで起こる化学反応のような変化。それらを積み重ねて、人は昨日の自分から今日の自分へと少しずつ変わっていくのだ。

約4年前

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