51rwjs%2bmsfl

小さな温泉街に住む小学五年生の「ぼく」は、子どもと大人の狭間にいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしく、否応なしに変わっていく自... 続き

コメント

とってもとっても良かったですよー。細かく書くとネタバレになるのですが、「自分」という存在は、ひとつの生命体として宇宙と繋がってるんだということを実感できる小説でした。仏教思想をヒントにして創作されたのでは?

不思議な透明感を持っている。

少年から大人になる戸惑いを生々しく描いていた。爽やかな読後感。

大人になることに戸惑う主人公慧と不思議な少女コズエたちの物語。
この作品は慧たちの成長物語なのか、SFなのか、そんなカテゴリには縛られない、もっと大きなスケールの物語なのか…そんな不思議な話。私にはいろいろな意味でちょっと難しかった、かな。なんか精神的にキた。
この『まく子』という作品も西さんらしく「生」の描写が生々しい。なんというか、たくましい。
そして西さん自身が描かれた力強く生命力に溢れた挿絵が素敵。

コレはアリなのか?
そうなんだろうなぁと思いながら、そうだったんでびっくりしたけれど。。
読後感は「?」ではなくて、なんだか泣きたくなるような嬉しさを感じてしまった。
クレヨンで描いた挿絵が、読み手を本の中に引っ張り込む感じで好きだ。
この題名は、内容が全く想像がつかない。尚且つ、読んだ人には「話のキモである」ことがわかるという、何とも素晴らしい題名だ。

小学生から中学生になっていく時期のなんとも言えないもどかしさが、細かな描写で描かれています。

身体も心も大人と子供の半分で、どっちつかずな自分を思い出しては、コンプレックスの塊だったなーって、共感しておりました。笑

小学5〜6年の男の子も、身体が変化して大変だね。女の子に嫌悪感抱いたり、大人を毛嫌ったり。そんな微妙な心情がありのままに描かれていて、とてもよかったです。
そうか、私達は粒で他の人とも宇宙ともつながっているんだね。科学館でも学んだな。私達は宇宙のかけらだと。
表紙のサルは、ん〜なんだろう?

爽やかでキラキラしてる。
心が洗われた感じ。

与えることが出来るからこそいつか朽ちる、それはこわいけどやさしいこと。

西さんは、人物描写にこれでもかと形容を加えるのに、ちっとも文章が重たくなくて、むしろ軽やかな印象を与えるから、本当に不思議な作家さんだ。

ひなびた温泉街の中級旅館の息子、慧(小5?)の従業員宿舎に、圧倒的に皆をひきつける転校生コズエが母とともに住み込みでやってくる。

慧は、第二次性徴の精通も始まり、大人の階段を駆け上がっている最中だ。だからからか、クラスの同級生がちょっと子供っぽく見える。

「アイツが嫌い、だって嘘つきなんだもん」とか、一面的に人を判断していた慧は、「私は宇宙人」だと告白する魅惑的なコズエを半年ほどじっくり観察し、コズエをもっと知りたいと思うにつれ、人を考えなしに瞬間的に判断することの危うさを知る。

この本は、慧の思春期のモヤモヤした心模様を描いているが、
それと同じぐらいの比率で、
とっても異質で、でも魅せられてしまうコズエの徹底した観察描写で占められている。

だから、これだけ過度な人物描写でも重たく感じないのだろう。

慧とコズエ以外にも、温泉街に住むさまざまな人物の西さんの表現が面白い。どんなにダメなところのある人も、みんな愛おしく感じる。

西さんの本の中でも、作家の柔らかな眼差しを感じることのできる作品だ。

暗くすると表紙がきらきら輝いて、物語を連想させる。
新しい何かに踏み出す勇気をくれた。

正直な本だと思った。

成長していく男の子の正直な心情がたくさん。そして、その心情の変化は、やがて、生と死という壮大なテーマにつながっていく。小さな粒、わたしたちを作っているその粒は、日々変わっていく。

福岡伸一著『動的平衡』を思い出した。

小さい頃に自分の近くにまく子がいた気がする。
気づかなかったけれど。

撒いたものは全て落ちるから美しい。
ずっとおちなかったらこんなに美しいと思わない。
終わりがあるから人生は楽しい。
全ての変化が嬉しい。

大人になる変化を恐れる主人公が自分を受け入れ、そして他人も受け入れられるように成長していく。
子供から大人になるその課程を見守る大人たちがとても優しい。

読者

5b95716f 620f 4cd5 9824 e4394702c8fe297d5d6e ac85 4426 8940 b307e022ec65Icon user placeholder6321cd00 979a 497f b8a4 279b41ab0321D1cd8f9e 706f 4f28 9e0d 97137f8f558c07bf14c6 a1dd 4a1e 8c76 6a6d095ef89eE8c5f783 e0cb 4510 bd81 7d11615477186b31f307 af95 4f03 bb36 9a3dc3d81ccc 55人

西加奈子の本

おまじない

おまじない

00262ceb e827 42de bd86 ac14d3202585

ソヤマ

大学生 22歳

まだ読んでいる途中だけど。 帯の「あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますように。」という作者の言葉が、この本を表しているなあと思う。 社会から生み出される「正しさ」は、確かに筋が通っていて圧倒的に正しくて、しかもこのSNS時代、国民総ライター時代には何度も何度も正しさがいかに正しいかぶつけられる。 だからこそ、正しい考え方にしんどくなってしまったり、押しつぶされそうになることがある。その逃げ場として、この本がある。 今の社会に基づいた、現代を象徴する一冊だった。

4か月前

F7a1302b ab9e 4c05 82ee 2e133855b37e53aeda8b 256f 4a32 8dd7 8e9f659b34f2Cba3559f 2040 495e 911b 953916d3cd38 55
絵本 きいろいゾウ

絵本 きいろいゾウ

1f96cbef e9bb 4f22 9ad0 c1aa1bc56585

yosshy

ただの心臓

登場人物(人ではないものも含めて)がみんな個性的で素敵で愛おしく思えてきます。それぞれがしまい込んだものを持ってる上で現在があって、表面上は見えないけどまだそれが生々しく存在してることがありありと感じられる、そんなお話でした。

4か月前

サラバ! 下

サラバ! 下

4ee75187 3bfd 4650 9e8e d8b1fd1da909

果茄子

本は大好き

一気に読めました。 楽しかったし、興味もそそられた。 ただ、上中下とも表装が好きじゃない。 物語は良かったよ。

5か月前

Icon user placeholderD664126d 99e3 4cd9 8ee7 bb9195810a3cB7c07a55 361d 4690 b7f4 b95d617328d5 55