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発行元から

仙台の大学に通う青年・支倉爽太は、人には秘密にしている過去があった。
失意の底にいた小学校三年生の頃、幽霊が出ると噂のある海で溺れたことをきっかけに、遠い未来――2070年――へと時間を超えたことがあったのだ。
そして現代に戻れたあとも、未来で出会った年上の女性を忘れられずにいた。再会する方法など分かるはずもなく、気持ちを押し殺して大学とアルバイトに明け暮れていた爽太。
しかし、大学の室内楽サークルに入っている友人達の揉め事に関わる中で親しくなった八宮和希という青年に「おれは、過去から来た人に会ったことがある」と告げられて……?

大好評を博した『どこよりも遠い場所にいる君へ』に続く、様々な「出会い」の物語!

阿部暁子の本

室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

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ぬぬに

非ワカモノです

歴史小説でもまだまだ少ない、貴重な室町時代を舞台とした作品。しかも南北朝時代ネタである! この作者は、コバルト文庫時代にも南北朝時代の作品『室町少年草子』を書いていて、ホントにこの時代が好きなんだよね。足利義満や、観阿弥世阿弥、マニアックなあたりでは、楠木正儀あたりまで出てきて、室町時代好き的にはたまらん感じですわ。 箱入り娘の南朝のお姫さまが、吉野くんだりから都にまで出てきて、この戦いをなんとかして終わらせなくてはと奔走するお話。 世間知らずであるが故に行動力はある。でも哀しい迄に現実を知らない。そんなヒロインが、過酷な現実を知った上でどんな決断を下すのか。 人は何かを願って努力する限り無力ではない。非力でもけっして無力ではない。そんな暖かな作者の想いが込められた一作。

3か月前

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室町少年草子 ―獅子と暗躍の皇子―

室町少年草子 ―獅子と暗躍の皇子―

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ぬぬに

非ワカモノです

阿部暁子の二作目。 コバルト文庫でまさかの南北朝時代ですよ。 観阿弥、世阿弥、足利義満くらいならまだしも、楠木正儀、細川頼之まで出て来る!室町時代ファンのおっさん的には歓喜の一冊ですわー。 10年前とはいえ、よくぞこの企画を通した! 同作者の最近のお話と比べると、足りない点も多くて、若書き感は否めないけど、好きな話、好きな時代を書きました!といった清々しさがあって、その意気や良しなのである。 また、こういうのは書いてくれないかな。 室町時代は、物語的には不遇の時代である。 大河ドラマの舞台になることもほとんどない。 でも、昨今の新書「応仁の乱」「観応の擾乱」のヒットで、物凄く魅力的な時代であることは少しずつだけど知られるようになってきたと思うんだよね。

8か月前

どこよりも遠い場所にいる君へ

どこよりも遠い場所にいる君へ

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ぬぬに

非ワカモノです

離島の学園に逃げるようにやってきた、秘密を抱えた主人公。神隠しの伝説が残る入り江で、忽然と現れた謎の少女。なんかもう、絵に描いたような正統派のボーイミーツガール作品。 おじさんだから、もうこんなベタな話に感動しねえぜ、とか思って読んでたら最後には、メチャ泣かされてた。ド直球で最後まで投げ切った筆力に簡単ですわ。 「彼女」の正体、余所者の主人公はわからなくて当たり前だけど、これ絶対他の島民は気付いてたよね。でも、それを言わない、触れないやさしさが地味に泣ける。言外に示されるヒトの思いやりが心にしみる良作なのでした。

10か月前

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