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みんな弓子であり楓でもある

夫と別居中の弓子39歳と、無職になったばかりの楓41歳は同じアパートのお隣さん同士。なんとなく仲良くなって、楓の失業祝いをするほどの間柄になりました。
そんな2人が旅に出るのですが、目的は失踪した弓子の夫を探すこと!
美人で男好きな楓と、のんびりした弓子のペースはかみ合わないし、目撃情報のあった町に住む夫の親戚は怪しいし…。弓子の夫は見つかるのか? 楓の再出発は⁉︎
登場人物の誰もが弱さを抱えていて、どうにかこうにか生きています。だって、人間なんて脆くて不器用な生き物ですもん。友人がいても、家族がいても、結局、決断は自分で下すしかない。楓と弓子の友情と自立が眩しくなる、そんな物語です。

2018/11/17読了
弓子の他人との距離感の遠さとか、シズに苦手意識を持つところとか自分に重ねてしまう。楓さんの子供とか大人とか男とか女とか、ラベリングしないで個人として好きか嫌いかを言えるところは好ましくて憧れる。そんな楓さんでも家族にうまく嵌れない葛藤を抱えてるのがミガワリサマのくだりでわかって切ない。今は親の世代より生き方が多様になって、女の人の人生の選択肢が増えて、だけど「世間体」とか「普通」とかが無くなった訳じゃないから生きづらさは無くならない。これまでの寺地さんの作品より、ドロドロして生々しい感情の部分が増えた気がする。

読者

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寺地はるなの本

架空の犬と嘘をつく猫

架空の犬と嘘をつく猫

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ひろむ

月に7冊以上、年間では85冊読破…

2020/7/5読了 どうしても家族というのは、良くも悪くも距離が近すぎて、難しいものがある。 愛おしいんだけど、憎らしい時もあるし。 友達なら優しくできることでも家族相手だとキツく言ってしまったり。家族のことが大好きで常に大事な人は幸せだけど、家族なのに(家族だからこそというか)許せないケースもそりゃあるだろう。 祖父母と父と母と姉の6人で暮らす主人公の羽猫山吹が、8歳の時から、中学二年の時の初恋、大学生になって彼女ができたり、就職したり、プロポーズしたり、人生の節目数年ごとに章が変わる構成で進むうちに、祖父が死んだり、姉が家を出て行ったり、家族構成も変わるのも面白い。山吹本人の個人史なんだけど、同時に羽猫家の家族の歴史でもあるという。寺地さんの描く物語のラストに、いつも希望があるところがとても好きだな。

4日前

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今日のハチミツ、あしたの私

今日のハチミツ、あしたの私

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

2年間同棲した安西に連れていかれた故郷で彼の父親に結婚を反対された碧。 彼女は、中学生の頃に偶然出会ったハチミツを手掛かりに、頼る人もいない場所で自分の居場所を求めて孤軍奮闘する。 食べ物をテーマにした小説はどれも好きだ。 登場人物が何かしら食べていてくれると、心底安心して先を読むことができる。 拒食症に悩んだ碧の、どんな時も自分と、そして目の前の人にちゃんとしたものを作って食べさせようとする姿勢に共感を覚えた。 蜜蜂たちが懸命に集めた金色の恵みが、人間の寂しさや悲しみを癒す薬になる。 それは人間の毎日が、小さな自然の恵みによって支えられていることを再認識させてくれる。

12か月前

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