コメント
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やすことしげるのこ |
2019年の初読書。「自分の主義主張だけが正しいんだ!」という狂信者的な一面は、程度の差はあれど、多分みんなが持っている。でもこの"狂信主義"が、世の中の様々な争いを生んでいる。そしてその解決には、想像力とユーモアが不可欠だと、文学者である著者は主張する。
著者が、ユーモアの要素のひとつに「自分自信を笑えること」を挙げていて、なるほどなぁと思った。そして自分自分を笑えるようになるには、他人が自分をどう見ているかを客観的に把握できてなきゃいけなくて、それにはやっぱり相手の立場を想像する想像力が必要で、その想像力を養うひとつの方法に、読書があるよ。とも。