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須賀敦子さんの訳。インドに行った事は無いけれど、何だか、闇に包まれた夜のインドを実際に彷徨ったような、そんな気持ちになります。
真夏の夜の夢は、何処か異界に繋がっているかのよう。ミステリアスで、妖美なストーリー展開に魅せられます。

羊をめぐる冒険、鍵のかかった部屋に続く、三大失踪した友人を探す小説の一つ。

失踪した友人は、つまり自分なんだろう。

インドの夜、哲学的な会話、美しい日本語などなどに見事に惑わされました。伏線の回収が素晴らしいです。もう一度、いや何度でも読み返したい。

油と香辛料のにおい、濃い夜の空気。すべてが渾然一体となった物語に陶然とした。

4月29日読了。
物語の作り方も面白かったけれど、バス停留所と鉄道の休憩室?での会話がとても印象強くて、読後もあの雰囲気がまとわりついているような感じがする。
そんな感覚を持ったまま夜を迎える。

探しているモノは自分なのか、何を求め歩くのか、濃密な時がまとわりつくまま、見つけだしたものは。

ポルトガル出身のある男がインドで消息をたった人物を追い、インドの3つの都市を旅する話しです。この本は出来うる限り予備知識無しで読んでいただくのが1番楽しめる読み方だと思います。

インドはとても大きな国ですし、いわゆる神秘の国でもあるのですが、特に興味を惹かれたことはありませんでした、去年までは。ただ、ひょんな事からビートルズのメンバーであるGeorge Harrisonに感銘を受け(音楽も、歌詞も、その哲学も)彼がインドに強くコミットメントしていたので私も少し興味が出てきました。そのインドについてのイメージを、そして夜についての、幻想小説です。私の中にあるインドのイメージを損なわずにしかし新しい1面を見せてくれてしかも不思議な感覚にさせてくれる、読みやすい本です。

何故人を探しているのか?どうしてなのか?誰なのか?様々な謎めいた状態に読み手を置くことで、より神秘の国インドを体験する事になる感覚に陥ります。本を読んでいる間は、何かに周りを取り囲まれます、夜の密度が上がります、是非夜に読んで頂きたい本です。

インドに興味のある方、眠れない夜の読書に、オススメ致します。いわゆるページをめくるのももどかしい!という程のある意味単純な惹き付けるチカラではありませんが、忘れてしまっても、いつか眠れない夜を過ごすときに思い出されるであろう不思議な感覚と世界に繋がる文章です。当然須賀さんの訳も素晴らしいです、変わった物語に興味がある方にも、須賀さんの文章が好きな方にもオススメ致します。

2008年 10月

読者

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アントニオ・タブッキの本

夢のなかの夢

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Little Flapper

キャリアカウンセラー、はたらく人…

フロイト、マヤコフスキー、チェーホフなど、20人の芸術家の夢をタブッキの想像で書いた超短編集。あー言いそうそれ!みたいなニマニマがあって楽しい。そして日常の夢の尻尾を掴んでしまうようなあれれという読後感がかなりよいです。

約2年前

供述によるとペレイラは…

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りりり

好きな小説は春琴抄

歴史に疎い僕には当時のポルトガルの情勢など分からないことだらけだったし、宗教上の物事の捉え方の相違など分かるはずもないのだけれど、カルドーソ医師との魂の話はとても興味深かった。

2年前

時は老いをいそぐ

時は老いをいそぐ

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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター

タブッキは自分にとってもっとも大切な作家のひとり。この本が出たとき、有志と開催する「アントニオ・タブッキ朗読会」に訳者の和田先生をゲストにお招きし、思い出話や親交エピソードを直接うかがった。 日本版オリジナルのカバー写真はジョセフ・クーデルカ、装丁は名久井さん。最近出た『イザベルに』はもったいなくてまだ読めてない。

2年前