510ifspz%2btl

子どもは言葉を覚えるときに、それ以前の赤ちゃん語を忘れる。そのように、言葉はいつも「消えてしまった言葉のエコー」である。そして、忘れることは創造の源でもあ... 続き

コメント

10ヶ国語を自在に操るという哲学者、文学者による言語論集。注釈や出典も明確で学術書であるらしいが、神話や寓話、エピソードに彩られたエッセイとしても、とても豊かに読めるなんとも幸福な書物。
基本は副題にある通り、大筋は言語の忘却についてだけど、赤ちゃんの喃語は全ての言語の発音を可能にするほど豊かなのに、母語形成の段階でその大部分が失われるとか、詩作の許可を得るためにそれまで覚えさせられた先人の詩を忘れることを強要される弟子の話など、出てくる例がどれもこれも興味深く、またテーマからくる物悲しさに満ちている。
言語は常に変化し続けるものであるように、忘れることはただ何かの不在を意味するわけではなく、変化の中で見えなくなるものなのかもしれない。ボルヘスの短編にもあるように、あまりに鮮明で詳細な記憶は新たな記憶を生み出せないということだろう。

その他のコメント

読者

1a752b5d 37d6 4b20 9e65 97c7054e62c7F4089288 4d4f 4f51 9b08 f6fd2d35966cC2553245 84a1 4fc5 9f70 0e2a6896e8320394d359 3fef 483c 8570 6ae519a5118e 4人

人文

天然知能

天然知能

Ba0fc44e 8c89 4d42 aa75 e3c264fe62f3

S

立命館大学

アーティストは、創造についてやっていることは同じ、外部を受け入れること。毎日を生きるだけで創造。評価や周りの目を気にしなくて、自分にとっての生活(外部を受け入れる)事は創造し続けることは、自分だけにおいて、創造してる。何だろうと思うことが1.5人称。

2日前