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クラス替えは、新しい人間関係の始まり。絵の好きな中学3年生のヒロシは、背が高くいつも一人でいる矢澤、ソフトボール部の野末と大土居の女子2人組、決して顔を上... 続き

コメント

主人公のヒロシ、その友人のヤザワ、フジワラ、そして野末、大土居…中学3年生の彼らの荒波に飲み込まれそうな激動の一年間を描く。
時には面倒くさい母親の恋愛問題や別れた父親の死、友を襲ういじめや暴力、そして親からの虐待。
無力で非力な自分に失望しつつ、自分ができることを精一杯考え、やろうとするヒロシの姿は、損とか得とか考えずに身体と心を動かすことができたその頃の自分を思い起こさせる。

本作品に限らず、著者の作品に登場する人物たちは優しく、自分の生きる小さな世界で誠実に毎日を積み重ねている人だけに備わる「確かさ」を持っている。
比べて近頃、いい年をした大人がテレビで、SNSで、果ては国会で嘘ばかり言っている。
なんだか現実の方がフィクションみたいだ。

読者

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津村記久子の本

ポースケ

ポースケ

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幾望

3匹の猫のお母さん。

誰しも心の中に靄がかかったような灰色の部分がある。それを完全ではないけど、どうにか払拭しながら日々暮らしている。 カフェ「ハタナカ」という場所、店主ヨシカが、癒してくれるというわけではない。いつも同じように迎えて、食事を出して、送り出してくれる。いつも同じが、嬉しい。 旅行で訪れた町の商店街のアーケードを歩いていて、ふと見上げた先に「ハタナカ」を見つけれそうな、親近感わく物語です。

5か月前

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カソウスキの行方

カソウスキの行方

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お茶子

本がたくさん並んでいるのが好き

暇すぎて適当に手に取ったのが出会いで、読みだしたら最後が気になってそのまま読んでしまった。 もう一つの話も読みたかったが時間がきてしまったのでまたの機会に。

12か月前

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八番筋カウンシル

八番筋カウンシル

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koyamaizumi

世界文化社

初読の印象が良くなかったのに、なぜか何度も読み直してしまう。津村記久子の本では、「ポトスライムの船」もそう。そこから何かを学ぶとかではないけど、小さく力づけられる。「親は、立派な大人ではない」というのも、この作家の一貫したテーマ。ズルくて不合理で、パッとしない商店街の面々が、リアルに描かれていて、秀逸。

約1年前