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巨大な物体が落ちてきて以来、村はすっかり変わってしまった――。ポルトガルの傑作長篇。ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた。異様な匂いを放... 続き

コメント

今年の日本翻訳大賞受賞作品ということで手にとってみた。ポルトガルの作家の作品は初めてかもしれない。タイトルのガルヴェイアスというのはポルトガルに実在する村で作家の生まれ故郷らしい。ある日この村に隕石と思われる巨大な物体が落ちてきて、という出だしなのだがその物体を巡る物語が語られるわけでは全くなく、犬もほとんど出てこない、という作品。落ちてきた物体を折々意識しつつも大勢の村人達のエピソードというか小さい物語が様々に描かれてゆく。短編集というわけでもなく各々の物語はつながっているようで切れていたり、とかなり独特な作風。なんとなく気になる物語があったりするので例えばいくつかをピックアップして中長編にしても面白いのではないか、と思った。恐らく読み返すたびに違う印象を受けるであろう面白さがありました。

その他のコメント

ポルトガルの小さな村が舞台、たくさんの人々のそれぞれの人生。
その土地に生きた記憶を読みながら想像する景色が楽しかった。

『誰にだって、運命の場所ってもんがあるのさ。誰の世界にも中心がある。』

読者

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文芸

狙撃手のゲーム(上)

狙撃手のゲーム(上)

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

邦訳されると必ず手に取る作家の一人。狙撃手が主人公のシリーズなので血腥い話が苦手な方には向かない~銃や狙撃のスペックや技術論がけっこう長々と嬉しそうに書かれたりするし~とは思うのですがはまりだすと抜け出せない魅力があるシリーズだと思っていまる。元々はトレーラーハウスで暮らすうらぶれた退役軍人として登場した主人公もいろいろあった結果、裕福な牧場主となって引退生活を楽しんでいる。それでここ近年ちょっと勢いがなかったので脇役にまわってみたり、と作家も試行錯誤していたのだけど本作はかなり良かった。ある日主人公のもとを一人の女性が訪れる。海兵隊の狙撃手としてイラクに派遣されていた息子が狙撃されて命を落としたのだがどういう敵にどのように殺されたかわからないので全財産をつぎこみレイプや暴力にあったにも関わらず何度も中東に渡って調査を行ったのだという。その調査の結果、敵側にもかなり強力な狙撃手がいることが分かったのでその情報をなんとかうまく活かせないかというのだ。女性の行動に感銘を受けたものの自身はもう高齢なためその情報をイスラエルの情報機関に持ち込む。イスラエルがその狙撃手を急襲し取り逃がしたのだがそこで得た情報からアメリカ本土でなんらかの長距離狙撃が計画されていることがわかり…という話。老境の主人公なのでスーパーマンめいた動きをせず追跡チームの一員として描かれているところがよかったのでは、という気がした。敵役の描かれ方もよく緊張感のある追跡劇になっていると思う。全米ライフル協会みたいな人たちが好みそうな作品ではあるのだけど面白いことは確か。面白いアクションものを読みたい方にはおすすめできます

約11時間前