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アテネに栄光をもたらした民主政の最大の敵は〝ポピュリズム〞だった――。国内の力を結集することで大国ペルシアを打破した民主政アテネ。不世出の指導者ペリクレス... 続き

コメント

ギリシャを代表する都市国家アテネが逸材ペリクレスのもと最盛期を迎えた後、僅か30年たらずの間に海外領土のほぼ全てと強力な軍隊のほぼ全てを失い没落する過程を描くシリーズ第二作。
民主国家アテネが実際はほぼ一人の人物に率いられて最盛期を迎える様子は作家の得意な好きな男を描く活き活きとした筆致で読ませるのだが…彼を失ってから衆愚政治で知られる状態に陥りいとも簡単に没落してしまうまでのプロセスは無残でちょっと読んでるのが辛かった。民主的であればよいのか、ということは数千年前にこんなに鮮やかに立証されているのにより優れた統治システムを生み出せていないのは人類の限界か、と思わせられた。次作が怖いような楽しみなような。結果は分かっているにも関わらずこれだけ読ませる力量に脱帽。

最盛期のアテネがわずか25年でスパルタに無条件降服。日本でも‥考えさせられる1冊でした。

読者

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塩野七生の本

愛の年代記

愛の年代記

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まとりょ

不思議な話や怖い話、笑える話や楽…

どのお話も、深い妄想に浸れるけど、一番好きなお話は「エメラルド色の海」。

3か月前

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

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cobo

昔の記録に

「ルネサンスとは何であったのか」を読んで、また、以前に興味があった「マキアヴェッリ」に絡む人物としてチェーザレ・ボルジアの事が知りたくなったので、ちょっと調べてみると...以外にも塩野さんの本しかヒットしないのです。で、塩野さんの見方は何となく掴めたので、それ以外の方のものを知りたくて、「チェーザレ ―破壊の創造者」 惣領 冬実著を読みましたが、これがなかなか凄いです。マンガなのでスラスラ読めてしまいますし、それでいてなかなかの伏線の張り方で気に入りました、まだ4巻でもちろん完結どころか冒頭部分だと思います、おお余計にチェーザレ・ボルジアという人物が気になる!! という事で、結局塩野さんの本に戻ってきました。しかし、かなり特異的な人物です。ローマ教皇(という事はこの時代の神の代理人!!という事実も私は知らないほど歴史の事が全く分かっていない私の感想ですが)の息子で、枢機卿にまで上り詰めながらも、その職を捨てて、さらなる(枢機卿の間もその教義に触れるか、触れないギリギリの行為は、自身の為に有効ならば躊躇なく行う!)野望(と言って良いと私は判断しました、今のところ。この人物はもう少し何かの機会に調べてみたいです)の為に、自由になって...という話しなのですが、現実の捉え方が非情に鋭く(塩野さんの言われる《政治》の上手さ)交渉が徹底していて、冷酷に見えても構わない強さに、惹かれると同時に恐さも感じられます。 詳しくは読んでいただくしか有りませんが、つまり、目的の為(が、自身の野望なのか、はたまたそれを達成した暁に実現する事のできる崇高なる何かなのか)の手段をより現実的に、または常識に捉われずに判断する事難しさとその判断に伴う重みを瞬時に受け入れる覚悟を持つ(!あるいは、無かった事にする!)、野望ある人物の物語です。ですから、非常に魅力的でもあり、恐ろしくもあります。私が考えるには、自分勝手な野望の為に使えるものは父の権威だろうと、妹の結婚であろうと、あるいは、1度ならずとも共に手を結び、戦った人を裏切ろうと、自身においての正義でも、もちろん相手には都合の悪い物事であろうとも、です。そのチェーザレの都合、見方に面白みを感じました。が、当然嫌な男でもあります。裏切りを行った相手に裏切られるチャンスを与えてしまう事は、たとえそれが病気であったとしても、自身のミスと私は考えます。野望に沿って行った事を、行われた相手からされるのはまさに、仕方の無い事です。 物事には秩序や常識があり、それを壊す事も必要です。壊す事のできる人物は壊した後は個人的には引き下がるべきと考えます。何故なら壊した後の秩序を壊したものが作ることはエゴの押し付けに他ならないと考えるからです、たとえかなりの正義なり、正しさが含まれようとも。塩野さんの非常に強い憧れなり、シンパシーを感じる人物なのでしょうけれど、面白くはありましたが、私には、シンパシーまでは感じませんでした。チェーザレが亡くなった後、彼の壊した秩序を利用した、または新たな秩序を立て直すのに苦労する事になったであろう部分の歴史が気になります。裏切り、テロ、毒殺などは行うことは簡単ですが、その先が非常に難しい世界になってしまうことを私たちは知ってしまいましたから。 しかし、それでも、チェーザレ・ボルジアという人物には確かにひきつけられます。傭兵(お金で雇われた戦闘をする軍人)だけの世界から、自身の地域(あるいは国)を守る為の兵の必要性を考えたり。塩野さん以外の方のチェーザレ像がきになります。 イタリア史に興味のある方にある種のダンディズムに興味のある方に、もちろんチェーザレ・ボルジアに興味のある方にオススメ致します。 是非、惣領 冬実著の「チェーザレ ―破壊の創造者」が完結する事を祈ります、塩野さんとは少し違ったチェーザレ像が楽しみです。あと、好きですけれど、「バビロンまで何マイル?」はチェーザレを追うにしてはイマイチでした。川原さんは好きなんですけれど。 2008年 5月

6か月前

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ルネサンスとは何であったのか

ルネサンスとは何であったのか

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cobo

昔の記録に

知らない何かを知る喜びを刺激してくれるのですが、いかんせん私個人の予備知識が全く無いので、難しかったです。世界史というものを全く知らない事でローマ帝国が2つに分かれていた事も知らなかったぐらいのレベルの者が読む入門書では有りませんでしたが、塩野さんの著書の「わが友マキアヴェッリ-フィレンツェ存亡」と「ローマ人の物語」をいくつか読んでいたので、その絡む部分では少しだけ理解出来ました。 よく言われる「ルネサンス」(そのものが私にはまだ解かってないのですが)がなんだったのか?を自問自答する形で続いていくのですが、かなり刺激的な話しで面白いのですが、とにかく私の知識がなさ過ぎでちょっと残念です。ある人物に少しでも予備知識なり、興味があればもう少し楽しめたと思うのですが、司馬遼太郎さんの幕末関係の本を読んだときにも思ったのですが、あまりに定説になっていることさえ知らないと、基準が無い為に知っている事実と違った側面を(恐らく、そういう紹介をされていると思われる部分がたくさんあるのですが...)知らされることで得られる興奮がありませんでした。しかもあまりに広範囲で様々な人物が出てくるので、私には消化不良でしたので、もう少し知ってからまた読み返したいと思います。特に、チェーザレ・ボルジア、聖フランチェスコリ(この方の派閥が、映画「薔薇の名前」のバスカヴィルのウィリアムやアドソたちなのでしょうか?私の中の知識で唯一触れそうな部分ってこれだけです、もしかすると須賀さんの本にも少し出てきていたかな?)、メディチ家、ルター(宗教改革的なものに、プロテスタント的なものに支えられているという考えが憲法だったり人権だったりする事がとても不思議です)などに興味が湧きました。また、キリスト教と教会との考え方、また、批判精神みたいなもにはとても共感できますし、だからこそ、塩野さん以外での(本当は当時の人が書いたものが読めれば1番なのでしょうけれど、読めないですし、そこまで勉強もできませんし)イタリア史みたいなもの書かれている方がいたら読んでみたいと思ってます(例えば司馬遼太郎さんに対して吉村昭さんとかです)。批判精神は自分にも向かないといけませんし、基礎知識さえないのでどの程度信じてよいのかワカラナイのです、知識の量はとても、とても、凄いです。で、描写ももちろん凄いです、だからこそ、塩野さんにとっての本、主張ですし、上手すぎると無批判に信じたくなってしまいますしね。時々いらっしゃる専門性の高いが為の、狭い考えになってしまう人でない、とは言い切れませんから。 世界史、あるいはヨーロッパ史をもう少し知りたくなってみたい方、知る楽しみを、考える喜びを感じてみたい方に、オススメ致します。テレビでも、アトラクションでも、ゲームでも、映画でも、今の普通に暮らしていると、どうしても受動的すぎる事を良しとしていますし、それで商売が成り立ち過ぎな部分を、少しは自分で考える事の楽しさを考えられれば。 2008年 4月

6か月前

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ルネサンスとは何であったのか

ルネサンスとは何であったのか

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書店員+みつばち古書部//SF/…

P95 それに私は、哲学とはギリシア哲学につきるのであって、それ以降の哲学は、キリスト教と哲学の一体化という、所詮は無為に終るしかない労力のくり返しではなかったか、と思っています。

7か月前