51%2byeb5yk3l

「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中で... 続き

コメント

普通の人間として生きていくためのマニュアル。
ほとんどの人は知らず知らずのうちにそれを習得し、暮らしを営んでいるのかもしれないけど、じゃあ、あなたは普通?そう聞かれたらイエスと即答できる自信はないかも。
コンビニの店員という肩書きに守られて、この世界の普通がどういうことなのかをわからずに生きる主人公。コミカルに描いているようで、あまりにも残酷だ。

その他のコメント

これが好き・わかってくれる人と、友達になりたい。

生き方にマニュアルがあればいいのに、
という理想を描いた小説。

(この小説の中では、)
その理想が実現されるのが、完璧なマニュアルが存在するコンビニという場所。

(この小説の中では、)
コンビニ以外の場所には、マニュアルがない(または不完全、あるいは難解、もしくは無数にありすぎる)、だから生きづらい。

みんな、自分はこれでいいのだ、と思えるようになりたい。
そんな場所をたくさん持っているほど、きっと生きやすいのだろう。

そんな人は、場所ごとのマニュアルを持っていて、上手に使い分けているのだろう。
あるいは、場所を選ばない一つのマニュアルを信じているのだろう。

そう考えると、生きづらさの要因は、
多数のマニュアルを使いこなせないキャパシティの狭さ、
一つのマニュアルを信じきれない優柔不断さ、
なんだろうな。

読者

D37f07d7 fd0f 477c bd0e 2a85fce09bd4Ydconwom normalD47c5f3d 92f7 47dd 892a f8510c60b4c5C0e65e21 f802 4673 8ce2 e8f67164a9888882723f c37f 49b9 88aa 82ac48c10498D9e7f322 0783 4529 8281 28033be58a70Bcc94ef8 73a5 4f7c 94a8 b4ad5f30332b549f432e 7704 4aa6 b47c da98b6c76e65 281人

村田沙耶香の本

変半身

変半身

Fa2f46de 09b8 4291 8d2c 025044e17ae2

Kenny

読むこと、書くことが好きな人

いつからかわからないのだけど、確かに幼い頃、今生きているのは、生かされているのは「期限付き」なのであって、何か悪いことや失敗をすると、「えーと、じゃあ終わりね」と宣告されてしまうものだと、和式トイレにしゃがんでお腹を一人さすっていたのを思い出す。 とうぜん今はどうしてそうなっていたのかわからないのだけれど、その時は「そう」としか言えない、身体で諒解していたわけで、信じるというのはそういうものだ。 村田沙耶香『変半身(かわりみ)』。どう言えばいいのか、言葉に窮する。とてもラディカルだけど、心地よいのは何故なのか。「本当」というベールを何枚も何枚も脱ぎ捨てて、別のベールを被っては信じるの繰り返し。どうしようもない人間が「ポーポー」叫び倒す。その先にあるのは全く同じ構図で、タマネギの皮よりタチが悪い。 村田沙耶香の小説は『コンビニ人間』しか読んだことはないけれど、残酷さをさらりとむきだしにするから、とてもある意味で倫理的な現象を読者に換気する。自分が倫理的な存在なのだと気付かされる。 『コンビニ人間』も『変半身』も人間についてのはなしだ。小説はだいたい、人間についての話だけれど、正確にいうと、人類、ヒトについての話だ。どこか生物学的で、文化人類学的で、種としてのヒトを扱っている。だから、村田沙耶香の描く人間は強い。次々に別のものを信じていくしかないどうしようもなさは「弱さ」ではない、むしろそこにあるのは種としての「強さ」だ。 ひょっとしたら、僕が語ると次々に出てくる「本当」にクラッシュして、皆が手を繋いで海に飛び込む人間を描いてしまうことになるかもしれない。けれど、種としての人間はそんなことをしない。だから、村田沙耶香のこの小説は、「人間を脱ぎ捨てる」にも関わらず、とってもヒューマニズムな小説で、面白い。 ちなみに『人間が終わる』ということについて僕は別の方向があるのではないかと思っていて、それは中沢新一とかそっち側に何かあるんじゃないかと思っている。備忘録ついでに。

約1か月前

4d05909f 8525 4932 9825 728a0e38713259c65d18 a9d2 457c be9b 858fe719c5bd
ラヴレターズ

ラヴレターズ

B7c07a55 361d 4690 b7f4 b95d617328d5

なかむう

小説が好き。

西川美和さんの恋文にジンときて、壇蜜さんにはゾクッとさせられ、松尾スズキさんに、ほほうとなった。俵万智さんも素敵。

10か月前

24cd8fe5 25b2 4418 9d91 f795c590341457d9fb16 4562 4be2 808a 4eff17e74227F9ed6367 e960 4960 9836 90617222a3a0