Icon stand

ストアでダウンロード

Btn appstore Btn googleplay
51vutqsk8gl

第二次世界大戦中、イギリス特殊作戦執行部員の女性がスパイとしてナチの捕虜になった。彼女は尋問のさなか親衛隊大尉と取引し、インクと紙、時間を手に入れて手記を... 続き

コメント

第二次世界大戦の最中、イギリスから一機の飛行機が月明かりの下、フランスに向けて飛び立つ。
乗っているのは飛行機乗りのマディとイギリス軍の特殊任務員であるクイーニー。
それは2人の少女にとって、運命の飛行だった。

本書は三部構成で、第一部はナチスの収容施設に囚われたクイーニーが拷問に屈しイギリスの情報を提供する、その手記という形をとっている。
そして第二部ではマディが、オルメで地下活動をするレジスタンスたちに匿われながらクイーニーを救出しようとする経緯を記録したものという形をとっている。
さてクイーニーは救われるのか…そしてクイーニーの手記はどこまでが真実(ヴェリティ)なのか。
すべては第三部で明らかになる…。

本書ではナチス側にも印象的な登場人物たちがいて、中でもナチスのオルメにおける責任者フォン・リンデン大尉、故国では校長を務めクイーニーと年の近い娘を持つという彼が、なぜ捕虜やレジスタンスたちに非人間的な行為を粛々と遂行していたのか。
これらは彼の「思考停止」、ヒトラーやナチスそして国家への「忖度」だと私は思う。
このように自分の信念や他人の命さえも犠牲してまで有能な官吏であろうとする心根を、ハンナ・アーレントは無思考性、「凡庸な悪」と名付けたのではなかったろうか。

「kiss me, hardy」
クイーニーの手記にたびたび登場するネルソン提督の最期の言葉、実はこの言葉の前に、ネルソンはこうも言っている。
「Thank God,I have done my duty」
「神に感謝します。私は義務を果たしました。」と。
だけど…私は願う。
あたら若い命を国家に捧げることを賞賛しない世界を生きていけることを。

読者

0b28d5ca 1fbf 4de9 a5e1 a2dcda9273d884d1a374 bc29 4c2e b929 01982e9a96905fa6f8e9 4c6e 40d1 85fa 284066c7a6cb9a2bf2ad ba91 4cdb bd69 308786eb24ffF56ad04c 50d7 4640 b545 4a8549bcae7f272492b6 d6db 4ed6 aa02 37ab6d2d62aa3a54a5ce 6490 4a67 9561 6cb5bc450f439b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935d 9人

文学

後宮に月は満ちる 金椛国春秋

後宮に月は満ちる 金椛国春秋

47447c07 c188 4a46 a700 79a4bc3d1a55

らいこ

ファンタジーハッピーエンドが大好…

どんどん自分から深みにハマってゆく遊々。そばにいる明々はさぞハラハラしたでしょう。 我儘で気難し屋の公主付きになったり、玄月が胡散臭かったり。 ゆるゆると進む物語は秘密と疑惑がごちゃまぜになって、読み手も何を信じたらいいのかわからなくなっていく。 遊々、遊圭の焦りも高まっていくというのに、結局まだ後宮からは出られない… 次もまた波乱です。

約2時間前

ドリアン・グレイの肖像

ドリアン・グレイの肖像

Bd9b1b17 01a5 422a a632 0c8fd23f1cb2

muuuupi

Going for Ph.D

美しい、演劇的な文体。ある程度展開は予想がつくが、それ以上に文体の美しさ(美を語るに相応しい)とワイルドの教養をひけらかすような様が、作品内容とよく合うように感じた。

約9時間前