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現実に内在し、ときに露呈する強度の現実としての超現実-シュルレアリスム。20世紀はじめに登場したこの思想と運動について、ブルトンやエルンストを中心に語り、... 続き

コメント

シュルレアリスムが表題だが、この本は後の章になるほど面白い。
メルヘン論とユートピア論は諸概念を確認するだけに留まらず、現代に通じる示唆に富んだテーマに繋がる。特にユートピア論は現代と多くの共通項を持つためかとても面白い。

自我を発端とする「近代」とそれ以前を、メルヘンの文脈で分かりやすく説明している。
近代・それ以前における芸術一般に根底する基礎の違いによって作品の意味づけが変わってくる。
芸術と向き合う際に思考の枠組みとなる本。

ユートピアと桃源郷、ユートピアは理想国家像を指し、桃源郷は理想的土地・自然を指す。まさにヨーロッパとアジアの考え方を如実に示す例として大変面白い。

その他のコメント

シュルレアリスムについて非常にわかりやすい入門書です。まず、シュールレアとリスムで分けて考えられていたものが、どうしてかシュールとレアリスムだと思われています。なのでシュルレアリスムがシュールで、非日常というイメージがあります。しかし、本当はシュールレアリスム=超現実は現実の延長線上で、現実にあるもののことです。実は主観ではなく客観の概念なのです。
全体を通して読みやすく理解しやすい内容でした。おすすめです。

読者

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