Btn appstore Btn googleplay
41urthlwyzl

辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちつつ、緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴ-。神秘的、幻想的な作風でカフカの再来と称される... 続き

コメント

イタリア文学の鬼才といわれ20世紀幻想文学の世界的古典と言われる本作。SFとかファンタジーの類がそんなに得意ではないので手が出なかったのだけどパラっと見たところそんなに幻想的でもなさそうだったので手に取ってみた。国境線の砦に配属された新任の将校。国境の向こうにはタタール人の砂漠と称される砂漠が広がっているだけ。およそ敵の来襲などは想定できそうにない環境で目的のよく分からないパトロールを日々続けていくうちに…という話。不条理劇ということだけどこれって現実に自分たちが直面してる状況と殆ど変わらないのでは…という気がした。あまりにも悲しいラストが印象的。良い作品でした。

その他のコメント

20世紀幻想文学の古典と評されているけれど、ここに描かれている主人公たちの人生や砦の存在、死に臨む姿などすべてが非常にリアルで身につまされる、普遍的な小説です。

何も起きない所で何かを待ち続けて、その印が見えてもどうせ間違いだと周りには平然を装いながら、心の底では気になって騒ぎたくて仕方がない感じ。後何も起きずのっぺり日々を過ごし、気づいたら15年も経ってた感じ。凄くよくわかる。

読者

Default profile normalCb292262 5d04 49b0 a83b 2c35d1bc843b08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2cD1cd8f9e 706f 4f28 9e0d 97137f8f558c26d6d996 bc9a 4c44 b38d 5a85a6a7d57e8862d6e7 5bc4 4c8b 9136 208b24853c11Bdda8cb0 e275 4b1a 8897 f91ed8e5e311E4d8f046 7597 4680 afbc 9a933d5c43f4 13人

ブッツァーティの本

七人の使者・神を見た犬 他十三篇

七人の使者・神を見た犬 他十三篇

64e50687 d69c 4a16 9e02 a2dc2e49048a

HSSISOLATED

人生で何度目かの読書熱

短編集。 まるで自分の 意思や希望はことごとく否定され、システムに流されるままにされる様である。 危機が迫る中、その危機を頑なに感じたくないが故に危機に飲み込まれる。 物語としてはSFのような、幻想小説のようであり、しかしルネサンス期の宗教画の背景にあるような山、砂漠が情景として浮かび上がる。 寓意に溢れたこれらの物語から得られるものは多い。

4か月前