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コメント

万物は相互に関連してるんだと嘯きながら猫探しにバーミューダ諸島まで行っちゃう私立探偵に決算書を音楽にしてしまうソフトを開発してるプログラマー(しかもその音楽がだいたい暗いってのも笑ってしまうが)、何でもかんでも信じ込む電動修道士やらヘンテコな人物がぎっしり活躍するミステリー小説らしからぬミステリー小説。作者はあの『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズの作者ダグラス・アダムス。
イギリス人らしいひねくれにひねくれまくったギャグと皮肉、ちょっとしたショートストーリーになりそうなエピソード満載という贅沢な仕様でありながら、しっちゃかめっちゃかにとっちらかった(ように見える)ストーリーを最後の最後であっというまに、その上そこかしこにばら撒かれた伏線をさくさくと回収しながら収まるべきところにストンと収束させていくというとんでもなさ。
小説というのはこういう時間の優雅な無駄使いにあるんだなーと思わされるような得難い読書経験。

読者

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ダグラス・アダムスの本

これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景

これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景

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あやう

SFが好きなグラフィックデザイナ…

本当にノンフィクションか?と思えるほどにノリが銀河ヒッチハイクガイド。笑 あとがきによると、ダグラスとマークにアーサーとフォードを重ねてたんですね。 もしかしたら、ダグラス初心者には「ヒッチハイク」より読みやすいかもしれません。 半分くらいが希少な動物の話で、半分くらいは奇妙な人の話。(日本にも来てほしかったな) 脱力と真剣さのバランスが繊細で、笑いながら読めるのに読後はしんみり。 ダグラス・アダムス、普通の人をシュールに味わい深く書く天才だと思います。 もしくは、シュールで味わい深い人にしか出会わない星のもとに生まれてしまったのか・・・。 水耕栽培の博士とかほんとにこんな方いるのか?!と思って検索したら実在の方だったのでびっくりした。 安原和見さんの翻訳も読みやすくおもしろく、写真のキャプションまで楽しい本は初めてでした。大好きです!

8か月前

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さようなら、いままで魚をありがとう

さようなら、いままで魚をありがとう

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あやう

SFが好きなグラフィックデザイナ…

「ヒッチハイク」のくせに普通にロマンスしている・・・!空飛ぶカップル、いいシチュエーションですね。 アーサーとフェンチャーチのラブシーンの合間に、唐突に「というわけで、フォードとマーヴィンがどうなったのか気になる人は最終章を読もう。」と何度か促してくるのには笑いました。確かに気になるけど。 アーサーが8年も宇宙をさまよっていたとか、ゼイフォードが少しまともになったらしいとか、マーヴィンがもう宇宙の37倍も長く生きてて、全身のパーツを50回も交換してるとか、一作目からずいぶん時間が経ったんだなぁ・・・としんみりしてしまいました。 左半身のダイオードのくだりで少し泣きそうになっちゃったり。 読み終えたくないよー!!

約2年前

ほとんど無害

ほとんど無害

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しつちょー。@書店員

かけだし書店員

05年に観た映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』がきっかけで読み始め、寄り道しまくりながら遂に完結。 話の流れかたが5作の中で一番ワクワクしたなぁ。 もうイラってするくらいの皮肉ばっかりな所が、いいw 映画は是非吹替版で!

3年前