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印刷会社で燻っている30歳(つい… |
初の円城塔。わかりそうでわからなかった。2018.9
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攻殻機動隊小説アンソロジー
プロの作家さんたちによる、攻殻の公式アンソロ。 それぞれ作家さんたちごとにフォントが違うのが凝っていて面白いけど、少し目が慣れるのに時間がかかった。 朝霧カフカ版は、まだ草薙と会っていない、笑い男事件後のアオイと元軍人でまだ日本にいたクゼヒデオが会っていたりなど、嬉しい共演だった。 神山版だけではなく、「人形遣い」を知っている原作ないし押井版の草薙素子も出てきて、面白かった。 バトーとトグサ(特にバトー)の出番も多かった。 |
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道化師の蝶 (講談社文庫)
物語の中で捕まった架空の蝶を、別の物語を通して解放し、また別の物語の中で産卵し繁殖させる物語になっている。奇妙な登場人物たちの、不思議な巡り合わせが、一匹の蝶=「着想」=想像の萌芽に至る筋道は、複雑ながら驚きと感動があったし、自分の中でも、そのような蝶が生まれ飛び立っているのだという想像をしてみるのも楽しかった。ただ「多言語で書かれた無数の小説」や「虫取り網」が何を象徴しているのか、「作者のいいたいこと」を掴もうとすると、途端に入り組んだ、難解な作品になる。3回通読したがよく分からなくて諦めてしまった。 |
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オブ・ザ・ベースボール
ライ麦畑から落ちかける子供たちではなく、ライ麦畑に落ちてくる老若男女。ホールデンは落ちる子供を捕まえるのではなく、落ちてきたものを打ち返す。キャッチャー・イン・ザ・ライならぬバッター・イン・ザ・ライ。いやバッター・オブ・ザ・ベースボール。野球ではないと散々本文で言ってはいるが。 |
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読書で離婚を考えた。
おもしろかった。この二人が夫婦であることがありがたい!!!!! |