51igzcnvsfl

コメント

私の愛する詩人の一人ヘルマンヘッセの過渡期的、岐路的作品。初作『郷愁』で感じる純粋さや明るさは影を潜め、世間への懐疑、宗教への懐疑、人間への懐疑、自己への懐疑と、全てを疑う事で“自分自身”というものを確立していく。

タイトルにもなっているデミアンとは「悪魔的側面を内包する神もあるべきでは?」というような考えを持ったカリスマ性を備える奇妙な少年である。主人公シンクレールとその少年デミアンとのひょんな出会いから物語りは二転三転していく。

ヘッセ自身、戦争を経験し「今までの幸福が不確実な地盤に立っていた(高橋健二)」ことを痛感し、自己自身の内部に真の幸福を追求し始める。それが『デミアン』以降である。

とにかく不思議で、共感する部分が多々ある私からすると少し「怖い」作品とも言える。ヘッセのファンは必見と言っても強引ではない。

その他のコメント

「鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。」
思春期の時期に読むべき1冊。

ヘッセの描く思春期の少年が萌え萌えして大好きだ。萌えポイントについつい線を引いてしまう。テーマとかね、そういうところ楽しむ以前に厨二病感を楽しんでしまう。詩的な表現が一層、面映さを煽る。

読者

68c6225a 9e79 41b5 a470 020dd32fb9eaEf2bfba1 b495 4f87 845b 37ee3e8a3b01C33b6264 36fa 4e14 a8ca 698bfc7aea3bC70c8950 1f52 41ea 83f8 44049d97ec04D58a0b0d e5d7 4b5f 843e 259541388591Icon user placeholder4d240468 59c6 4329 9461 4d7dba7b293bEb3f5462 78b1 41e4 ac7a 3580a0d6c053 38人

ヘッセの本

シッダールタ

シッダールタ

E3429d5e 1734 460e 8d95 f9e374d2854a

kasa

旅行や食に関する本、 海外文学、…

落としどころが超ドープ(言い方使い方間違えてる気もするけど) 噛み砕きながら集中して読んだ。淀みのない川における時間軸にハッとした。 再読中。

約3年前

0997e466 2fa0 4b04 879d 6de72f4a562dF5ee7e99 0a0f 4782 b368 ca2daef0a7e975e97ebe ec60 4f68 be2d 73f72d209d7c 37
荒野のおおかみ

荒野のおおかみ

95371737 f01c 47c7 afb0 6dad2e143619

猫中アヤ乃

渋め音楽が好きな人

享楽的なものとの関わりを一切持たず、高尚な偉人達の書物や思想の中にしか生きていられない"荒野のおおかみ"ハリー・ハラー。娼婦ヘルミーネに出会い、新たな世界に足を踏み入れる。ハリーが求めていたものは、自身の中にしかなかった。 幻想と現実が入り混じっていて、ヘルミーネの存在自体を最後は疑ったけれど、読み応えありました。悪い意味でなく私はなんだか疲れました、体力使った(笑)

約4年前

D58a0b0d e5d7 4b5f 843e 259541388591E72a4dd0 81d8 4661 8f22 2e19bbfa80964eff7664 cd8c 4aa2 9f1a 92287537e3d9
郷愁―ペーター・カーメンチント

郷愁―ペーター・カーメンチント

05d8182e 87bc 48b6 a94a 50615cb7dd38

ひでぽよ

文字が血管を流れて海へと広がるよ…

田舎に育った百姓の息子が、都会へ出て 恋をし 友情を育むが、すぐに物質主義的な都会に絶望し 様々な経験をする。 そんな彼が歳をとり、故郷に戻った時 彼にとって真実の故郷へと成っていた… ある日をキッカケに父親のような大酒飲みになるカーメンチント。酒が大好きな部分も一つだが、様々な事に共感をおぼえた。何と素晴らしい作品なのだ。 血筋的に常に憂愁をもつペーター、しかしそのおかげで彼は様々な事を知ることになる。その“癖”とも言える憂愁もいずれ克服していくし、すごく前向きな作品。素晴らしい。

約4年前

71e6ec47 210c 4981 b1b4 119aef0baddfIcon user placeholder4fc610c4 aee8 46b0 86fc e0ef44353eb1
知と愛

知と愛

Fba816ba a445 4ca4 8a48 4f57d14662f6

ヘッセの幾つかは18くらいまでに読んでおくとより味わい深い、というか、 良い意味で青くさいので、歳とるとなかなか入ってこないんだよ!とこの前読み返して思った。 と精神的に磨耗すると、田山花袋の描くうじうじしたおっさんに共感出来るようになるのであります。

4年前

Akiaivjyeuyp25rambwaA1e6cf78 871a 48a2 87e9 ab779b36c13f642b02ad 0a3b 4660 bb08 574ec9e2df74