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本書は現象学的地理学の視点から(場所愛)というキイ・ワードを武器に古今東西から数多くの具体例をあげて探求する。建築・造園・都市計画・自然保護など直接に関わ... 続き

コメント

トポフィリアとは『人々と、場所あるいは
環境の情緒的な結びつき』

五感や性別、部族、移住者と通過者の見方の違い、ヴァージニア・ウルフの光の視点、メソポタミア‥

景観の理解は、人間的な出来事の記憶と混じり合う時、もっと個人的で、もっと長続きするものになるのだ。

ヨーロッパと中国の風景画、都市計画、都市の墜落と田園の美徳

めちゃくちゃ読み応えあった。

読者

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イーフー・トゥアンの本

愛と支配の博物誌―ペットの王宮・奇型の庭園

愛と支配の博物誌―ペットの王宮・奇型の庭園

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fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

庭園や水、犬や猫に金魚、はては息子に女にフリークスに異人種といった同じ人間に至るまで、人間は愛を注ぎまくってきた。さてしかし、その愛とはそのまま支配への渇望であった。人の手の入らない自然は矯められて庭になり、黒い鮒は交配の結果真っ赤な出目金になる。小さな女の子は足を布で巻かれて纏足のよちよち歩きになる。そうした事柄は一見愛には見えまいが、愛とは支配を必然的に伴うものなのだ、恋人に愛されたい、愛したいという気持ちはすなわち服従したい、服従させられたいという欲望と表裏一体だ。恋人同士であれ、人間と自然の風景や動物との間であれ、力の差は常に存在する。その差に気づき、乗り越えようとするとき、人間は力を行使する。力を行使するとき、人間は喜びを感じる、それが上からのものであれ、下からのものであれ。支配と服従の間にある甘美な誘惑は人間だけが感じられるものなのだ。『トポフィリア』などで知られるイーフー・トゥアンの、ライトだけども飼ってるネコさんへの目線が確実に変わってしまうエッセイ。なんと30年近くも前の本でしたが。

約1年前

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