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あなたのお気に入りのバースデイを見つけてください。奇妙な話、せつない話、心がほんのり暖かくなる話。村上春樹が選んだ誕生日をめぐる11の物語。 続き

コメント

近年は翻訳家としての仕事のほうが好きな作家がまとめたアンソロジー。これ読んだことあったかな、と思ったので手にとってた誕生日をテーマにした短編集。収録されている作家はラッセル・バンクス、デニス・ジョンソン、ウィリアム・トレヴァー、ダニエル・ライオンズ、リンダ・セクソン、ポール・セロー、デイヴィッド・フォスター・ウォレス、イーサン・ケイニン、アンドレア・リー、レイモンド・カーヴァー、クレア・キーガン、ルイス・ロビンソンに翻訳家自身の作品が一つの全13編。半分くらい知らない読んだことのない作家の作品でこういうアンソロジーって新たな才能を知ることができてよいです。作家というものはひねくれているのか誕生日というテーマで幸福感の溢れたハッピーエンディングな作品は皆無。ダークでそれでいて味わい深い作品ばかりで素晴らしかった。そして最後の作家自身の作品でやっと大昔に読んだことがあることに気がついた(笑)

その他のコメント

誕生日を題にとった短編集。こういう括り短編集って面白いなあ。

なぜ買ったか分からないが、10年以上前に買って、積読されてた本を今更読了。

相変わらず辛い。
切り口は面白いと思うが、
この人ホント、邦訳で選ぶ作品もおんなじ感じ。
というか、日本語おかしくないか?という邦訳がちょくちょくある気が…。

ただ、
レイモンド・カーヴァーの『風呂』は中々面白かった。
意識不明の息子を病院で待つ両親が、家に帰って風呂に入ると…というちょっと仕掛けが面白い。
レイモンド・カーヴァー自身は編集者によって短編にされたことが気に食わなくて、もう一度出し直したらしいが。

あと、村上春樹自身の『バースディ・ガール』は既視感あるがちょっと好きかも。
(その前に日本語とは思えない文章をよまされまくってたからかもしれんが…)
誕生日にもかかわらず、バイトのシフトに入ることとなった20歳の女の子に起こったちょっぴり不思議なステキな話。

読者

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レイモンド・カーヴァーの本

ぼくが電話をかけている場所

ぼくが電話をかけている場所

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cobo

昔の記録に

レイモンドずっと前に読んで、今では内容を忘れてしまっていましたが、「百年の誤読 海外文学編」を読んでいたらよみたくなりまして。 いや、久しぶりにですが、凄いですね、レイモンド・カーヴァー。本当に短編の放り投げ方、切り方、凄まじいです。どのぐらい凄まじいかと言いますと、普通小説の余韻を楽しもうとする場合は、より物語そのものに深くハマル、感情移入する人物がいる、何か分からないものを追求する(気になる!例えばミステリーなら、犯人が、結末が、とかです)、など読み手の感情をコントロールさせられている部分が必要になりますし、そのためにはそれなりの長さが、説明が、描写が、仕掛けが、伏線が、必要になります。だからこそ、長編小説にやられることは確率的に言って多いのだと思います。それなのに、カーヴァーの短編は違います。説明を極力押さえ、説明も省き、恐らく最も伝えたい、主要なテーマの様なモノまでもを、隠す事によってより鮮明な余韻を読み手に与えます。 「ダンスしないか?」のガレッジセールをする男の悲しみと、そこを訪れるカップルの哀しみの質の違いを、読後に想像しないわけには行かなくなります。何故こんなことになってしまったのかを、考えて、想像し、納得したくなってしまうポイント(そこを越えて省略したり、押さえたりしてしまうと、関心がなくなり、親しみもなくなるのですが、そこがまさに絶妙!!!!)ギリギリで切ってきます、放り投げてきます。まるでこの後を読み手である読者に委ねるかのように。 「菓子袋」におけるある人の大きな分岐点(しかし、ある意味誰にでも起こりうる)の始まりについて、「出かけるって女たちに言ってくるよ」のカタストロフィが訪れる瞬間を振り返っての、最初の始まり。この男の部分の何かの扱いが、上手すぎます。また、観察と同調と恐ろしさと、静けさは、スティーブン・キングの恐さに、生きている人間の恐さに、とても近いことを全く違った角度から、考え方から、迫り来る、考えさせられる恐ろしさです。まさに、なにも起こっていないのに、普通のとある出来事なのに、その中にある、狂気の芽や、カタストロフィにも繋がる何かを、切り取り、取り出して、目の前に持って来て、必要以上に考えさせられるのです。 それに、恐らくこの短編集のベスト「足もとに流れる深い川」の出来事、妻の心理的何かの切迫した変化など、女の心の中までもをそぎ落とせるだけそぎ落として、非常にソリッドな何かとして浮かび上がらせるテクニックは物凄いです。何かが(それもとりわけ奇妙で無い、普通の出来事の、生活の中にある)起こり、そして何らかの変化が(目に見えたり、見えなかったり、)起こります。その変化が起こす何か、それについて考えてみたくなってしまう、そんなものに興味がある方に、金井美恵子作品で言えば「軽いめまい」に似たあの生活の中にある、あまり認めたくない、狂気の芽を知ってる人にオススメ致します。 2008年 4月

1年前

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大聖堂

大聖堂

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ふろあー

愛と戦慄の30歳

仕立ての良い短編ばかりですごく良い。「熱」「轡」「ささやかだけれど、役に立つこと」「羽根」「大聖堂」が良かった

約2年前

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