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編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚... 続き

コメント

登場人物や設定は同じなのに、ストーリー展開が違うだけで、こんなにも父親像が変わって見えることに驚かされた作品。
それに、2つ目を2つ目に持ってきたところがまたいい。逆だったらこんなにも心に残らなかったと思う。
「親は立派な人であるべきだっていうのは、子供の幻想」だから「諦めろ」のくだりは、皆が一度は通る道なのかもしれないなぁなんて読後感。

その他のコメント

読み終えた、瞬間、言葉が、うまく、まとまらなかった。本を読んでこんな経験はそうそうないことだ。私は、二つ目の話にぐっときた。しばし、考えてひとつの結論に行きついた。自分と物語との間に距離感がうまく処理できなかったのではないか。そう、感情移入しすぎてしまったのだ。誰に?主人公?主人公の彼女?その彼女の父親?いや、彼ら全員の気持ちが痛いほどわかってしまったのだ。特に、父親の娘への思いは完全にシンクロ状態。こんな状態では、いい悪いの判断は無意味。ただただ余韻を満喫しよう。

同じ設定で全く違う話が二つ。どちらも面白くて、あっという間に読んでしまった。特に1つめの話はとても号泣してしまって、両方とも娘と疎遠になった父との不和を解消するっていうお話なのだけれど、両方とも切なくてでも読んだ後気分はどっちかといえば晴れやかっていう感じ。どろどろとかはなくてそれぞれが愛をもっててその方向が少しかみ合わなかったのを修正するというか。なんて言ったらいいのかわからないけどとにかくいろんな方に読んでほしい。それぞれの想いや言葉が胸に刺さる作品。

読者

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有川浩の本