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♡をまーるく。 |
「エゴ」だらけの現実世界に嫌気がさして精神を病んで宗教に救いを求める妹フラニーと、彼女を助け出そうとする兄ズーイの物語。
フラニーの厭世観は世の中の汚いところを許容することができない若さゆえの感情で、私も覚えがあるので共感してしまった。その汚さを含めて世界を、そしてそんな世界に生きる自分自身を受け入れろ、というズーイの主張は正しいとは理解はできるけれど、私はそこまで大人になりきれないフラニーの気持ちに寄り添ってしまうかなあ…聖書片手にもう1度リトライしてみようと思う。