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あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマが招いた事態とはいえ、マレット署長や新任の主任警部の目論見どおり追い出されるのは業腹だ。だが管... 続き

コメント

ウィングフィールドの手によるフロスト警部シリーズの最終作。陰惨な事件とお下劣なジョークの対比がシリーズ中で最も際立つ今作で、フロスト警部はかつてないほどの窮地に立たされます。

シリーズをずっと読んできて、こんな下品なジョークや嫌味のきいた会話を笑える日本語に訳すなんてすごい!といつも感動していました。フロスト警部のキャラクターやデントン署の雰囲気は、芹澤恵氏の翻訳あってこそ楽しめるものなんだと思っています。
例えば、今作でフロスト警部がスキナー主任警部と初対面する場面。‘Pleased to meet you’というフロストの台詞を「こりゃ、どうも、お目にかかれて光栄の行ったり来たりだよ」と訳してるんですよ。
私はフロスト警部シリーズを読みながらニヤニヤしたいんです。だから、作者ウィングフィールドの亡き後も新たな作家ユニットの手によって続いているシリーズが、1日も早く翻訳出版されることを願っています。

最も好きな警察小説のうちのひとつ。作者が亡くなったためこのシリーズはこれが最後。とても残念。
身なりはむさ苦しく事務処理能力ゼロ、口を開けば下品な冗談、勘や推理はことごとく外しまくる…けど一日24時間、並列して起こる事件に真剣に取り組み続ける主人公の造形が素晴らしい。
彼を忌み嫌う上司の署長はちょっと間抜けなところもあってまだ可愛げがあるのだけど本作では本当に嫌な奴が登場。面倒な仕事は全部主人公に丸投げ、おいしいところだけかっさらう上に署長と結託して主人公を飛ばそうと画策する。かなり陰惨な事件が立て続けに起こる中で奮闘する主人公が組織内の戦いもどうやって切り抜けるのか…最後まで楽しみながら読めた。これが最後とはなんとも残念。最初から読み返したいシリーズだ。

フロストシリーズ、新刊出てた。シリーズ完結と帯に書いてある。残念だ。大好きなシリーズ。上下巻じっくり読みたい。

読者

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R・D・ウィングフィールドの本

冬のフロスト<上>

冬のフロスト<上>

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

楽しみに待ってたフロスト警部もの最新邦訳版。 上下の大部だけど全然苦になりません。 今、最高の警察ものシリーズシリーズと思う。 男やもめで浮浪者のような風体、ヨレヨレの服に毎日同じ汚らしいマフラー、所構わずタバコを吸い、下品極まりない冗談ばかり言っている、書類仕事はからきしダメ、経費精算はでっち上げ...というフロスト警部が主人公。 家庭生活が破綻していたときに自殺しようとして拳銃を持った犯人に立ち向かったところ、意外にも犯人を取り押さえることができて、大層立派な勲章を女王陛下からもらってしまっており、上司も簡単に彼を追い出すことができない...冴えた推理とは全く無縁で見込み違いのホシを追いかけてはあてが外れの繰り返しで早朝から深夜まで部下を振り回しまくる...これだけ読めば最悪、と思うのだけど、とにかく遮二無二働きまくり、最後には事件を解決させてしまう、しかも手柄は全部人にゆずってしまう。イヤミな上司とのやり取りも相変わらず。 憎めないおとっつぁんという感じで陰惨な事件でも楽しく読めてしまう。 本作では少し冴えてちょっと敏腕な感じに描かれていたようにも思いますが相変わらずの面白さ。 分厚い本だとちょっとしんどいな、と思うのですが、このシリーズに限ってはこんなにたくさん読めて嬉しいと思ってしまう。本当にお薦めです。

3年前

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