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コメント

やっぱり伊坂幸太郎は天才でした。

タイトルでも帯でもどんなストーリーなのか分からずワクワクしながら読み進めていきました。超常現象的なファンタジックな設定かと思いきや、、、さすがの伊坂節でした!!

現実離れした話のようであり、その中に生まれ育った環境の理不尽さや、社会の不条理への反感が含まれているような。
登場人物たちのやりとりでフッと笑えるような一節も多くあるが、にわかに笑えないようなダークな部分もあり、でも最後にはこれは伝えたいという温かいものが残るような。

この笑いのセンスと、トリッキーな展開、メッセージ性のある物ははやっぱり彼にしか書けないだろうなーて勝手に感じました笑

悲しい物語なんだけど、暖かく幸せな気持ちにもなる。最後まで先が読めないし、伏線も流石の回収。その伏線が心にふっと安心と感動を与えてくれる。
伊坂さんぽさがとてもある作品。伊坂好きには、おススメの本。
伊坂さん初見の人は他の作品の方が良いかもしれない。

いつもの勧善懲悪が出てスッキリした部分がありますが、ラストが切なくて複雑な心境になりました…。作者ならではの読者を騙すようなストーリー展開で引き込まれました。

表紙のデザインの思慮深さ。
「フーガはユーガ」名前だったのかぁ。
奇抜な名前と奇妙な「アレ」。彼らの過酷な人生と大切な人たちとの出逢い。全てが練り合わされ、ラストに取りこぼすことなく凝縮されます。
不思議な話でありながら、読者をグイグイと引っ張っていくのです。
これは、一気読みを推奨します。

重く暗い話が多いかもしれない。だけど、そこを照らしてくれる光が時々あらわれるから読み進めたくなる。

希望や正義みたいな純粋なコトバが伊坂幸太郎には似合っているのかもしれない。

平凡な毎日にサーカスは開かれないかもしれないけど、誰かとコタツで鍋をつつくくらいの幸せが彼の作品にはある。

読み進めると、ああこの人はこういう話を描くんだった、とどんどん読むスピードは加速し物語に引き込まれる。乾いた暴力と後半の畳み掛ける展開、読ませる力すごい。
あとこの表紙がすごく好き。

家庭内で暴力を振るう人は、社会から圧力を受けており、自身のアイデンティティの確立、存在意義の確認のために、一番身近である家族、特に自分よりも明確に弱い女や子供に暴力を加えるのだと言う。
その被害者になった女や子供たちは、そんな状況でも他に頼る先がなく、ひたすらに耐えてぼろぼろになる。同じ境遇に悩む仲間が家庭内にいたら、支え合えるのか。家庭の外に同じ傷を抱えている人を見つけることができたら支え合い、分かり合えるのか。うちに秘める暴力が変な形で出て、事件や犯罪になることが多い時代だからこそ書かれ、共感される小説なのかもしれない。

きっと、誰もが誰かの正義のヒーロー。
正義のヒーローは罪悪感から生まれるのであれば、正義のヒーローはすごく儚い存在だと思った。

何一つとりこぼさずに読み切りたいと思うのはやっぱり伊坂さんだからかなと思ったり、
早く続きが読みたいと思ったり。

これは正しい変身ヒーローの物語

伊坂幸太郎さんの本は昔からよく読んでいて久しぶりに買ったこの本はやっぱ面白いなと思いました

伊坂さんが好きで買いました。
鬼畜なところがありましたが、終盤のドキドキは凄くて、一気に読んじゃいました。
最初から読み直したいなーと思う話でした!

読者

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伊坂幸太郎の本

シーソーモンスター

シーソーモンスター

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暇人

本の感想を書く場を求めて

どうしても、互いに憎みあわずにはいられない。 遺伝子レベルで刷り込まれているような『天敵』がいるとしたら、私達はどうするべきなのだろう。 バブル期と、2050年代の近未来。二つの時代を舞台に、「嫁と姑」「追う者と追われる者」の、憎み合う2組の軌跡を描いたエンタメ小説。 誰でも苦手な人というのはいるだろうが、彼らとどう関わるべきなのか、悩ましいテーマだ。 しかし、残念ながらこの作品には一つの問題点がある。 作中、話の本筋に関わらない、意図不明とすら思われるような描写がちらほらあり疑問に感じていた所、この作品は計8組の作家で作られた「螺旋プロジェクト」というものの一作であると、巻末に書かれていた。互いの作品へのリンク・関連がある、一つの作品群であるとのこと。 つまり、おそらく、同プロジェクトの他作品を読んで初めて意味が分かる要素もあるという事、らしい。 企画とはいえ、一冊で物語の世界が完成しないというのは、作品の完成度としてはどうかと思う。他の作品との統合性や同一要素の導入などをすると創作に制約があったとも思うし。 これを機に他のプロジェクト作品を読むべきかもしれないが、作者が80%の力しか出せなかった作品を8つ読むよりは、100%の作品を1つ読む方が良かった。残念。

1日前

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首折り男のための協奏曲

首折り男のための協奏曲

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しつちょー。@書店員

かけだし書店員

最後に向かって、 バラバラだったものが収束するような物語ではないけれど、 1つ1つがしっかりおもしろい連作短編集でした。 途中、あまりのストーリーの完成度に脳みそがじんわぁ〜ってなりました。 めっちゃいい映画観たときみたいな。 無理矢理というか、 こじつけというか、 一見そんな風にも見えるんだけど、 全然そう感じさせないのが伊坂さんの文章力。 登場人物たちのセリフの書き方が映像的でいいなぁ。 「時空のねじれって、あると思うか?」

6か月前

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