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海外小説がすき たまに見当違いな… |
イギリスの爆撃機、ウィンピーに搭乗する若い兵士達が聞いた声は……
ウェストールは人間の良心をひたすら信じ、描きます
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海のある奈良に死す
有栖川有栖4冊目 タイトルは惹かれる 途中まではワクワクした うーん、解決が好きじゃない 期待が高かっただけに残念 短編集の方が好きかも |
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しらふで生きる
語り口の妙(伝染する)。 |
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准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき
怪談奇談はある方向から見れば大概は人間が起こした犯罪である 本物はほんの一握り 人はわからないことに恐怖を感じるから納得のいく「解釈」をすれば安心する 民俗学を教えるイケメン准教授の高槻先生はそう言う 確かにそうかもしれない そんな先生と共に行動するようになった生徒の深町くんは小学生の頃 不思議な体験をした 同じように不思議な体験をした先生と 一緒に互いの経験を調べようという事になった 怖い経験が必ずしも怪談ではなく犯罪紛いのことであるとしても どっちみち経験したくないことには変わりないなぁ |
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マンハッタン・ビーチ
第二次世界大戦の混乱の中にあるアメリカで女性潜水士を目指す主人公アナと、彼女の人生に影響を与えた2人の男の物語。 1人は母とアナ、障害のある妹を残して5年前失踪した父エディ。 そして父の雇い主で、その行方を知っているはずの男、ギャングのボスであるデクスター。 父の行方探しと、当時は前例のない女性潜水士を目指すアナの挑戦と成長という2つのテーマを主軸に、なぜ人は時に大切なものを見失ってしまうのかという問いが繰り返される。 著者は、当時のニューヨークの街や裏社会のディティールを、3人それぞれの視点で音が聞こえ匂いまでしそうなくらい丁寧に描き込み、読者を深く深く物語の世界に誘う。 それは、まるで潜水士がひとりで海底に降りていくような、忘れがたい、誰とも分かち難い幻想的で不思議な体験だった。 |