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重罪犯を収容するカナダのコリンズ・ベイ刑務所で定期的に開かれる読書会。 『怒りの葡萄』『またの名をグレイス』…刑務所内での本をかこんでのやりとりを通して ... 続き

コメント

カナダの美しい自然の描写に四季の移り変わりを感じながら、受刑者たちと一緒に読書会に参加しているような感覚になりました。

著者は強盗に襲われたトラウマがありながら刑務所の読書会に参加していて、すごい勇気だと思います。

読み終わってしまって寂しいです。。

その他のコメント

カナダの刑務所内での読書会運営に関わったジャーナリストによるノンフィクション。「読書の楽しみの半分は、ひとりですること、つまり本を読むことよ。あとの半分は、みんなで集まって話し合うこと」。気づかされることがたくさんあった。

まず一人ひとりの描写が細かくて飽きない。受刑者の特徴や仕草が本当に目の前にいるかのように書き出されていて、顔の輪郭まで想像できる。

タイトル通り登場人物の8割が服役中の男性なんだけれど、彼らの過去やどうして犯罪に手を染めてしまったのかが毎章にあげられる小説とうまくシンクロしているところがこの本の見どころ。

誰しもが抱える闇も彼らと一緒に共有できているみたいで、励まされ、励ましている感覚に感動する。

読者

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ノンフィクション

昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

平成元年に社会人になった自分は身近に私鉄しかなかったこともあって国鉄の解体もどこか他人事だったような気がする。いつの間にかJRが当たり前になっていてそれ以前の存在感が希薄というか。国鉄という巨大な組織が何故に巨額な負債を抱えることになってしまったのか、また学生運動があれだけ激しかった時代、当然のことながら労働者の権利の主張がここまで激しいものであったのか、ということを恥ずかしながら初めて知ったような気がする。血の通ったルポルタージュとはこういう作品のことを言うのか、政治の動きはさらっと描かれているのだが労働運動と経営側の動きが丁寧にかつ迫力をもって描かれており大部の作品ではあるが引き込まれてしまい一気に読んでしまった。ストが当たり前のように行われていた時代、その現場はこのようになっていたのかという驚き、そして国鉄という組織を守ろうという人たち、変えようという人たち、そこで働く人々の権利を守ろうとうする人たち、立場は違えど各々の人が持っていた熱量に圧倒されてしまう。これはすごい作品。実に面白かった。

13日前