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本書は、ノーベル賞作家マリオ・バルガス・リョサが高く評価する日系ペルー人作家、フェルナンド・イワサキの本邦初訳作品である。中世南米ペルー副王領の首都リマで... 続き

コメント

ペルーのリマで実際に行われた異端審問の記録から選り抜きのオモシロ話。修道士が敬虔な女性信者と如何にしてコトに及ぼうとしたのか、その行為を如何に神学的に言い繕ったのか、裁判所がどう思い悩んだのか、姦淫なんてトンデモナイ!って感じで取り澄ましてはいても人間は所詮人間でしかないんだなあ、とその辺の情けなさに笑わされるけどそれって他ならぬ自分自身に向けられてもいるわけで、笑いの中に少しほろ苦いイロニーを感じずにはいられない。
著者によれば本来の博士論文のために集めた資料から論文の役に立たないために外したものらしいが、こんなトンデモナイ神父や修道士がいるなら本にしたくなるのもごもっとも。

夢魔との姦淫をなした女性を異端審問してたら、コーフンしてしまい私も罪を犯してしまいました、テヘペロ的な、南米ペルーの都市リマで繰り広げられた異端審問のエピソードを集めたもの。これは面白い。

聴罪司祭が告解に事寄せて片っ端からご婦人を口説きまくっていたお話、名うての男色家を捕らえたら教区司祭による性的虐待が始まりだったというお話。死後硬直による勃起が収まらず、これは神の御業であるとされそのまま列聖された聖職者のお話。蓄財に異常な能力を発揮した神の集金係のお話、などなど。バリエーション豊か(エロ多め)なエピソードの数々が楽しいのであった。

カトリック国の禁欲と抑圧の重圧は半端なかったかと想像出来るのだけど、どことなく大らかで、間の抜けた話に思えてくるのは南米ペルーのお国柄故なのか。

異端審問というと最後は火あぶりみたいなイメージがあるけど、鞭打ちだったり、追放だったり、あんまり悲惨な刑罰になっていないあたりも理由としてあるのかもしれない。

タイトルが面白そうだったから手にとってみました。
てっきり南米の小説にありがちな幻想系のストーリーと思っていたのですが本当にスペイン支配時代の異端審問から面白いエピソードを拾ってまとめたものでした。しかしこれカトリックの強い国で出していいのかな…殆どが淫らなエピソードばかり(笑)
異端審問というと残酷なイメージがあるのだけど南米だからかどうにもゆるいイメージでちょっと驚いた。
ペルー出身のこの作者、名前からして日系人なのだろうけど筒井康隆のファンということで推薦文を筒井康隆が書いているのも驚き。因みに序文はあのバルガス・リョサが書いてるの実力者なんだろう。
なんかいろいろ興味深い作品でした。

途中で投げ出した。
その国の文化や宗教のバックグラウンドを知らな過ぎて十分に理解できずにリタイヤ。完全に勉強不足です。

少しでも異端審問制時代のペルーを知れるということに関しては全くの予備知識なしでも良い時間だったと感じた

読者

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文芸

こんな感じ

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おひさま

活字中毒の書店員

更年期の独身女性3人の何気ない日常を描いた作品。 小説というよりはエッセイに近い。 3人の会話は久しぶりに会った友達との会話そのままようで深くうなづきながら読んだ。老いに向かう日常とはまさに「こんな感じ」なのかもしれない。 不安を感じる同年代の人にそっと寄り添うような物語。おススメです。

約1時間前

港の底

港の底

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

雑誌ニューヨーカーの伝説的なライターの作品集。前作が良かったので手に取ってみた。本作はタイトル作に代表されているようにニューヨーク周辺の水辺で生きる人達のことを描いた作品集。読んでる間は忘れているのだけれど既に半世紀前の作品でまだマンハッタン周辺で牡蠣やロブスターが取れた時代。有名では全くない漁師やレストラン経営者などの話が生き生きと描かれている。優れたノンフィクションはどれもそうだけどこの作者もエピソードのチョイスが素晴らしい。ヘミングウェイやフィッツジェラルドに勝るとも劣らない短編作家だと思う。寡作ということなんだけど他の作品も読んでみたいと切に願う。面白かった。

1日前

伴走者

伴走者

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とおこ

萩尾望都、ナルニア、羽海野チカ、…

夏 マラソン編 事故で全盲になった世界レベルの元サッカー選手 内田と、その伴走者 自分の計画通りの走りをすることができる淡島。メダルを取ることに貪欲で手段を選ばない内田、順位より記録をと思う淡島。 パラリンピックに出るため、南国の大会で優勝をめざす。 冬 スキー編 練習嫌いだが天才的なバランス感覚のある女子高生 晴と、日本最速だったのに就職するときアルペン競技から離れた営業マンの涼介が会社の命令で伴走者に。 勝つことにしか興味がない涼介と、楽しく滑りたい晴。 競技人口が少ない視覚障害のアルペン競技で、パラリンピックに出るため、国内で行われる大会で入賞するため練習を始める二人。 全く違うタイプの伴走者を描いた話。パラリンピックに出るレベルになると、スポーツのレベルが違うことがよくわかった。それに伴い求められる伴走者への要求も高度になってくる。やりたいとか、仲間だからとかで始めたのではなく、アスリートとして向き合う二人が到達する世界が素晴らしい!

1日前

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