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グアテマラ出身の鬼才による初の日本オリジナル短篇集  ポーランド生まれの祖父の左腕には、色褪せた緑の5桁の数字があった――アウシュヴィッツを生き延び、戦後... 続き

コメント

カバーとタイトルに興味を惹かれ手に取ってみたら南米はグアテマラの作家だとか。南米っぽい作品なのかなと思って読み進めてみたらユダヤ人でしかも主要な登場人物は作者自身のような。タイトル作は作家自身の祖父がいかにしてアウシュビッツを生き延びたかという話。調べてみるとこういう作品をオートフィクションというらしい。私小説とでも言うか作者と作者の周辺の人達がほんとに体験したエピソードからフィクションを作ってしまう手法なんだそうだ。周囲の人達にしたらたまったものではないのでは、と思うのだが…。しかし作品そのものはかなり素晴らしい出来。南米というよりユダヤ臭の強いものが殆どなのだが宗教や民族のことを分かっていなくても楽しく読める。あとがきを読んで知ったのだが元々は3つの短編集に収められていた作品を日本向けに一冊にまとめたものらしい。それにしてはお互いのストーリーに破綻がなく上手くまとまっているのは編集の冴えということもあろうが同じエピソードから物語を様々に作っていく人なんだろうな。ジプシーの血を引くセルビア人ピアニストとの邂逅を廻る物語が一番印象に残った。他の作品も読んでみたい。面白かった。

その他のコメント

書店で見かけて、グアテマラの作家が書く「ポーランドのボクサー」ってタイトルの小説ってどんな内容?って思って買ったまま1年以上積読しながらずっと気にしていた。台風の週末にふと読み出したら、まったく予想もしてなかったところに連れてかれた。舞台はグアテマラだけでなく、アメリカ、イスラエル、ポーランド、セルビア…。自身のルーツであるユダヤ人であることから距離を置こうとする、いや、そのことが生み出す「壁」を乗り越えようと渇望しもがき続ける生の態度に、真の人間性を感じる。これが今年の日本翻訳大賞に選ばれたことはこの社会の微かな希望のひとつではないだろうか。エピグラフにロベルト・ポラーニョの一節「人には詩を読むべき時とボクシングをすべき時がある」。

セクシーで色鮮やかなイメージの文章。
三つの作品が再構成されていて面白い。
表題作「ポーランドのボクサー」と「ポヴォア講演」のふたつを合わせて読むのとても良い。「文学は現実を引き裂く」のだろうか。

読者

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