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あの秘密の裏道を通って、わたしは本当の人生を漕ぎはじめる。一九二四年春、メイドに許された年に一度の里帰りの日曜日(マザリング・サンデー)に、ジェーンは生涯... 続き

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1924年3月30日。孤児のジェーンが過ごすマザリング・サンデー、母を訪う日。

未だ残る階級、けれども変わらざるを得ない時代背景、そして受け入れていく人々。
知っていて知らないふり。私だけが知っている秘密。果たしてそうだろうかと後で思い返す。
一見奇抜な物語、にもかかわらず既視感。

読者

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グレアム・スウィフトの本

ウォーターランド

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

実にイギリスらしいと思ったところでお前はイギリス文学の何を知ってるのかと思ったり... 妻が引き起こした嬰児誘拐事件で退職に追い込まれた教師が生徒たちに語るのは自らの出自、沼地の歴史とそこで生きてきた先祖、家族の話。そしてどんどん明らかになっていく過去の事件… あっちこっちに話が飛んではては鰻の生態まで語られるのだけどそのストレートでなさと、それでいて平易な語り口と読み用によっては低俗ですらある箇所の散らばり具合がなんとなく英国風なのかな、と。 重厚な小説を読みました、という気がします。

約3年前

最後の注文

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

いい作品揃いの新潮クレストブックスからブッカー賞受賞作品をチョイス。 ロンドンのパブに夜な夜な集まる4人の年寄。そのうちの一人が亡くなって「骨を撒いてくれ」という遺言を残す。そのため故人の義理の息子が運転する車で海に向かう。 その過程でのそれぞれの考え、思い、が語られていき、という話。 静かな出だし~中盤からじょじょにお互いの関係性や過去の事件などが浮かび上がってくる作りになっていて、じわじわと迫ってくるいい作品でした。

約3年前