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それでも、この世界で生きる-バロットは壮絶な闘いを経て、科学技術発祥の地"楽園"を訪れ、シェルの犯罪を裏づけるデータがカジノに保管された4つの100万ドル... 続き

コメント

最終巻。カジノ編も佳境を迎え、無知な少女であることで世の中に振り回されてきたバロットが、無知な少女を演じることで周りを振り回す展開はとても痛快でした。
あんなに頑なだったのに、こんなに強かになって・・・。なんだか年の離れた妹のように見てしまう。笑

最終局面、アシュレイ、シェルの過去、ボイルドという強大な存在が次々に立ち塞がり、持てる力の全てを尽くして乗り越えるバロットとウフコック。こちらも息切れしてしまうほど張り詰めた展開が続き、一気に読み終えました。

逃げることで自分を守ってきたバロットが、どんな痛みを伴う現実からも逃げなくなったこと、彼女を一人の大人として信頼するようになり、身を委ねたウフコック。2人の関係が保護者と庇護者から、お互いの欠落を補い合うパートナーに変化していたことに、希望を感じました。

最初、奪われる側だった少女が力を得て、幾度となく奪う側に落ちそうになるも、ラストでは奪うでも奪われるでもなく、他者に温もりを与えることができるようになった。見事な反転。よかった。

その他のコメント

冲方丁の誇る近未来SF小説の代表作「マルドゥック・スクランブル」第3作目「排気」。いよいよ物語はクライマックスへ。バロットは壮絶な闘いを経て、彼女を瀕死に追いやった賭博師シェルの犯罪を裏付ける記憶データが彼の経営するカジノに保管された4つの100万ドルチップ内にあることを知る。チップを合法的に入手すべく彼女は相棒ウフコックとドクターとともにギャンブルに挑む。スピーディで高度な頭脳戦に夢中になれること請け合い。

バロットが生き返るための長い戦いもついに終わり。圧巻だった。「価値」というものについて深く考えさせられる。

ベル・ウィングとアシュレイが敵役ながらとても格好良かった。自分の生き様にプライドがある人間は格好良いな。それに比べて自分の生き様ではなくて所有物にプライドを持っている奴らの醜さときたら。

ボイルドとの最終決戦で、バロットがウフコックとドクターに助けられてから今までに得てきた全てを駆使して戦うのが、バロットの成長を感じられて良かった。

読者

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冲方丁の本

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末次

小平市の学生

ちょっとみんなに貸したいかもしれん。よくできてる。

4日前

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マシマロウ

若い頃は若い連中が読まないものを…

『天地明察』でしか馴染みのない作家、冲方丁の短編集だ。全部で7篇収録されているが、実験的な作品は正直ついていけなかった。その中で、『天地明察』の原型ともなった「日本改暦事情」やホラー小説系の「まあこ」「箱」は十分たのしめた。冲方丁を徹底的に知りたいという読者には必要なのだろう。

20日前

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toko

最近読書量が落ちてるのが悩み

民事を有利にするために虚偽の告発をする。これに対する罰則は何もないのか。国家権力の恐ろしさが、ひたひたと伝わってきます。

約2か月前

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Yui Hiroi

前巻まで希望があったのにコロコロ悪い方に落ちる最終巻。 外で読んだのは失敗、泣くのを堪えるのが大変。 この後にスクランブルを読むと違う読み方になりそう。

2か月前