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記憶の中のミラノには、いまもあの霧が静かに流れている-。ミラノをはじめ、各地で出会った多くの人々を通して、イタリアで暮した遠い日々を追想し、人、町、文学と... 続き

コメント

文章が、流れるようにとてもきれいです。作者がイタリアで暮らした時間、人をサラサラと書いてありますが、作者の深い人生観がじわりと伝わる一冊です。シリーズが必ず読みたくなる。

自分の人生をちゃんと自分の意志で歩んでいった方なんだろうなぁ。人が生きるってことへの、深い深い愛情と責任を感じる。

少しレトロで、どこか優しい温かみのあるような文章が本当に素敵で…作者がイタリアで過ごしたたくさんの日々と出会った人々、小説のような出来事が胸に沁みました。ジーン…

読者

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須賀敦子の本

ミラノ霧の風景

ミラノ霧の風景

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cobo

昔の記録に

須賀さんの著作は「コルシア書店の仲間たち」しか読んでいなかったのですが、「コルシア~」は内容が深く、ヨーロッパ全般の歴史なり、文化なりがいまひとつ掴めていなかったのですが、この「ミラノ 霧の風景」を読んだ事で、「コルシア~」の理解が深まりました。 私にとってこのエッセイ、というか回想というか散文というか、どれともつかないカテゴライズされる事を拒む様な所が堀江 敏幸さんを連想させますが、なおそれでいて何者にも真似する事の出来ない文体が(高い所から見下ろすようでいて、偉そうでない、また温かみのある、それでいてクールでもあり、なおかつ生活者としての視点がぶれない)素晴らしい。恐らくその事は、宗教的背景もあるであろうし、また20年以上以前の事を振り返るという事も関係していると思う。つまりどう生きてきたかという重しがあって、それでいて以前を振り返るという稀にしかない書き手だと思います。 この本を読んだ事で、もう一度今「コルシア~」を読んでいますが、理解が深まり、なおかつ登場人物が最初に読んだ時よりも非常に生き生き感じます! 同性からの支持はかなりあると思いますが、是非ヨーロッパの文化(絵画も、詩も、小説も、建築も!)に感心のある方なら男性にもオススメ致します。ヨーロッパの上流階級に接した日本の、その場で生活した観察者、その視点は鋭くも、暖かいです。 2007年 6月

約2年前