415gqphr34l

コメント

オースターは、喪失感を表現する天才だ。この作品を読んで心底思いました。

物語自体が、月の満ち欠けのようです。消えては満ちてまた欠けて、無くなっていく。

喪失を繰り返す中で、どん底にいた主人公が下した定義の一説が大好きなので、紹介させてください。

『僕は崖から飛び降りた。そして、最後の最後の瞬間に、何かの手がすっと伸びてきて、僕を空中で捕まえてくれた。その何かを、僕はいま、愛と定義する。それだけが唯一、人の落下を止めてくれるのだ。それだけが唯一、引力の法則を無化する力を持っているのだ』

その他のコメント

『闇の中の男』があまりにも良すぎて、読み終わったその足でそのまま本屋さんで購入。

みんな一度絶望したりある意味生まれ変わって、それでも生きてる。
三世代に渡って、それぞれ女性とうまくいかないのはどうなんだ。

知らないところで繋がりがあって、互いの関係に気づかずとも(見方によっては)温かく濃い関係を結ぶ感じがとてもよかった。

読者

D9d26882 6156 474a bcbb ddb560c9d4100abcb04f 0b1d 4d0d 9023 b7f53442b4b02aed8866 d89a 4a9d a631 5f21713859950cc66c8c edb4 4949 bc0e 7b0cb5a4e408000f7f04 309c 4d70 b17e a6dba3d145d8D0d30ae2 9fb9 4a15 8807 95d6b1903a4eF0214d3d 02b4 424e 90aa 3ec43305683aBdda8cb0 e275 4b1a 8897 f91ed8e5e311 47人

ポール・オースターの本

インヴィジブル

インヴィジブル

8c71de8e 6cf1 4c8b ad8a 0ca770132107

Chiaki

I love that

1967年の春、ニューヨーク。コロンビアに通う詩人青年が、不釣合いなフランス人カップルに出会う。 物語はフランス、アメリカ、カリブ海の小さな島へと場所を変え、語り手を変え、時を巡りINVISIBLE(不可視)の領域へと誘う。 “私に話せるのは自分の目で見たことだけであって、自分の目で見たことは、これよ。-マルゴ“ 彼女の作るナヴァランが美味しそう。

14日前

幽霊たち

幽霊たち

7d9f429e 1f0b 4fe6 b81b b70a0cfa60bf

じゅんた

ひとこと備忘録 ハードカバーが好…

私立探偵のブルーが依頼を受けブラックの観察を始める。期限は未定。 当初の予定よりもそれは長く続けられた。ひたすらに待つという一歩間違えば読者を飽きさせてしまう恐れがあるが、所々に挟まれるエピソードもあり面白く読み進められる。 ひたすら待つブルーは、その状況から自然に考えるという事を強いられる。それも心理状態を克明に表現されているため、気付いた時には自分自身も考えるとはどういう事なのか考えている。 思索の面白さを実感させてくれる。

2か月前

2c2a0c64 6c1f 4af7 8c54 e72c2224df6fEc9d141a dc97 41df 812e 9427c9e8c25fE034a2e8 2cef 4b01 87f7 57c5b80f7260
冬の日誌

冬の日誌

C64ee4ab c710 4fea a859 9a826a78947b

Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター

64歳、これから人生の冬の季節を迎えようとする著者(若くもないが後期高齢者でもない)が、自らの過去を振り返り、掘り起こし、レイヤーを剥がしながら、「身体」にまつわる様々な記憶とエピソードを幼少期からの時間軸で綴ったメモワール。かつての自分を「君」と呼び、現在とは一定の距離を保ちながら二人称で語っていくことで、自伝的ではあるがいわゆる自伝ではなく(柴田さんは「ノンフィクション」と書いている』、読んでるこちら自身の記憶も掘り起こされながら、ぐいぐい読まされる。ほとんどオースターの他の小説と同じ面白さ。(原書で)翌年刊行した『内面からの報告書』と対をなす。

1年前

Bba98bee dc8a 4928 b105 a6ee52d0ce9b5aff05e3 8999 448d a936 073ec23edacb151a20ec 11c6 4572 b74d 1715202fc241 22