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冬のあいだ眠り続ける宿命を持つ"冬眠者"たち。ある冬の日、一人眠りから覚めてしまった少女が出会ったのは、「定め」を忘れたゴーストで-『閑日』/秋、冬眠者の... 続き

コメント

城館に住まう一族の奇妙な宿命は、羨ましくも怖ろしい。彼らは《冬眠者》と呼ばれ冬の間を眠りの世界で過ごす。
銅版画を鑑賞する冒頭から引き込まれ、その絵の中に迷い込むようにして2作目3作目と読み進めるうちに、次々と変わる視点や時系列に翻弄され、“読み手である自分”という存在が揺らぎ、自分がどの“世界”に属する存在なのかわからなくなりそうだ。
物語の筋は掴み辛く、やっと掴んだと思った途端に消えてしまう儚い雪の結晶のようである。幻想に溺れたい者にのみ心を開いてくれる小説ではないだろうか。

その他のコメント

まるで緻密な銅版画をみているような読書体験。この、冬眠者たちをめぐる連作長篇は、ファンタジーとか幻想といったジャンルには収まりきらない、目覚めと再生の物語です。
初めて読んだときの感動が格別だったせいで、かえって何度も読み返せないというジレンマが切ない。

雰囲気は、嫌いじゃないけれど。よく分からないというのが本当。でも、よく分からないというのも正解じゃないのかなぁ。なんて思う。読んでいたら霧の中にいるようで眠くなる。

読者

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山尾悠子の本

夢の棲む街・遠近法

夢の棲む街・遠近法

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むぎ

女子大生。文学を学んでいます

読むまでは山尾悠子という名前も知らなかったが、読んでみると引き込まれた。独特の世界観、綿密に作り込まれた虚構の世界。最後まで読むとなぜかスッキリする。

6か月前

文学ムック たべるのがおそい vol.3

文学ムック たべるのがおそい vol.3

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avocado901

読むのは主に翻訳小説だけど、本棚…

今号で真っ先に読んだのは、セサル・アイラの『ピカソ』 牛乳瓶から出てきた妖精に「ピカソになるのとピカソを手に入れるのと、どちらにするか」と訊ねられていろいろ考えたあげく……というお話。面白い。どうにもならないことを考えて(妄想して)いるうちに1日があっという間に過ぎてしまうタイプの人はハマると思う。

1年前

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歪み真珠

歪み真珠

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りりり

好きな小説は春琴抄

ゆっくりと読んでいたがあっという間に読み終えてしまった。 山尾悠子さん独特の世界はいつも不安になり耽美である。

2年前

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増補 夢の遠近法: 初期作品選

増補 夢の遠近法: 初期作品選

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higetoshi

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山尾悠子の初期短編集が編まれるとは思っていなかった。カルトな作家ではなく、ある程度支持を得たということなのだろう。どの短編も完成度が高いが、「遠近法」のイマジネーションはとりわけ素晴らしい。

約3年前

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