51lmrralm6l

考案者が初めて明かす「スタンフォード監獄実験」の全貌と悪をめぐる心理学実験の数々、アブグレイブ刑務所虐待の真相。人間の知られざる「悪」の本性とは?戦争、テ... 続き

コメント

面白い本をいろいろ紹介されている方の熱の入った書評に惹かれたので手にとってみた。すさまじく長くまるで広辞苑のような分厚さと重さで読むのが非常に大変でしたが…。しかしこれは衝撃の内容。筆者はスタンフォード大学の心理学の教授なのだが前半は自身が行って物議を醸した「スタンフォード監獄実験」の克明な記録。それこそ日時で詳細に内容を紹介してある。そして後半は当時大きなニュースとなった米軍がイラクで行ったアグレイブ刑務所での捕虜虐待の分析。作者はこの虐待事件の検証にも参画していた。全体を通しての結論は、問題の所在はシステムにあるのであって生まれつき邪悪な人間が事件を引き起こすのではない、ということ。つまり普通の人と自分では思っている我々の誰もが置かれた立場と状況によっては悪魔になり得る(ルシファー・エフェクト)ということを言っている。そしてその意見にはじゅうぶんな説得力があった。きつい内容だし衝撃的な写真も載っているうえ長大なので誰にでも薦められるとは思わないが非常に重要な作品だと思いました。

その他のコメント

まるでドラマを見ているかの様な、「スタンフォード監獄実験」の描写。一日、二日で、人はこんなに変わってしまうのか。あるいは、そんな振る舞いができるようになってしまうのか。

監獄を会社、学校に置き換えてもあてはまりそうな、権威と役割、自己認識の圧力。ルワンダの悲劇が遠くない過去にあり、収容所の悪夢の現実が同時代に暴露されたいま、彼我の世界は全然遠くないことを、思い知らされます。

読者

08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c95334630 3abc 43ca 90c3 8007922b1193D8f59da8 715e 4317 90eb 2805767cd0018a3718e0 3761 4b9c b4ed 829fd37e9597 4人