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新生への希望と、戦争を経験しても毫も変らぬ現実への絶望感との間を揺れ動きながら、命がけで新しい倫理を求めようとした晩年の文学的総決算ともいえる代表的短編集... 続き

コメント

(新潮文庫 173頁)

表題『ヴィヨンの妻』他短編七編、全八編。
(至極愛を込めて)どれも本当にどうしようもなく情け無い男が主人公。太宰治そのものである。

女房子供が居ながら家にはロクに帰らズ お金は酒と女に使い込み、苦しくなっては悲劇の主人公のように崖っ淵の自分に陶酔し「死んだほうがいいのだ」などと言いながら、それでいて申し訳なさそうに女房に細心の愛情を見せる。

こんな陰鬱な物語なのに笑える所が沢山あるし、
本当に情けない男で 苛々しそうなのに どこか恨めず、むしろ危なっかしさに ついつい手を差し伸べてしまう自分が居る。人を “怒らせない” のが本当に上手い。

「疎開先から東京の三鷹の家へ帰ってきたのは、昭和二十一年、彼の眠去は同二十三年の六月である。この三年間に、『斜陽』『人間失格』の二長編をはじめ幾多の短編を発表しているが、ここに収めた八編はすべてこの期間のものの中から選んだ。」『ヴィヨンの妻・解説(亀井勝一郎)』

この三年間は本当に奇跡。面白かった。

その他のコメント

内容がとてもダークなのに、読みやすくて驚いた。

末期の太宰を色濃く感じる。

読者

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太宰治の本

斜陽

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Fleur◗◖˟

ただの読書オタク

5/8 太宰が見ていた世界が面白く感じた 太宰の作品をもっと読みたいと思った

1年前

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