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発行元から

日本人をも魅了し続ける、三国志。しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。そして、史実の世界へと誘う。暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤-あなたの知らない三国志がここにある。

目次

第1章 演義と正史-それぞれの限界
第2章 二袁の真実-「漢」の重みと簒奪
第3章 「奸絶」曹操-変革者の実像
第4章 悲劇の国、孫呉-道化とされた男たち
第5章 「義絶」関羽-神となった英雄
第6章 「智絶」諸葛亮-劉備とのせめぎあい
第7章 分かれれば必ず合す-三国志の終焉

文学

ブラック・ジャックは遠かった: 阪大医学生ふらふら青春記

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まこと

二児の父親

医師と作家という二つの顔を持つ久坂部羊の、阪大医学部時代を中心としたエッセイ。 試験はカンニングで乗り切り、時に放浪の旅に出て、時に芸術に没頭した大学生活は、読んでいて楽しくなった。 が、何より読んでいて心に残ったのは筆者が研修医時代の話。患者に感覚が近い研修医だからこそ感じる、ベテラン医師が行う医療への違和感がリアルに描かれており、真の医療とは何かと考えさせられた。 「〝良い医師〟、〝優秀な医師〟とは何か。その問題は今も私も悩ませている。」

約9時間前

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このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

おもむろに出てきた感のあるサリンジャーの短編集。これも9編で構成されていて内6編が「ライ麦畑で~」のサイド・ストーリーと後日談、1編がデビュー作、1編がデビュー二作目、最後の「ハプワース~」が作者が世に出した最後の作品、という構成。ホールデンとヴィンセントのコールフィールド兄弟を取り上げた6編の中には兄弟の後日談が含まれており、タイトル作の「このサンドイッチ~」にはヘミングウェイのような舞台設定とトーンを感じた。デビュー作と二作目については良くできている、というか上手すぎるかな、という感想。そして問題の最終作だが、これは「フラニーとズーイ」が代表作のグラース兄弟もので「ナイン・ストーリーズ」の「バナナフィッシュに~」の主人公である長兄が子供の頃に書いた手紙、という仕立てになっている。正直なところ長過ぎるし意味不明だし7歳の子供が書いた手紙にしては、という感じだし...でこれだけは正直なところかなり読みにくかった。こういう作品しか書けなくなったのであれば筆を折ったのもわからないでもないかな、というのが正直なところ。全体的には一通りサリンジャーのメジャー作を読んでいる人であればじゅうぶん楽しめる内容だと思います。

約9時間前